book

手束仁, 高校野球マネー事情

高校野球のマネーと言ってもいわゆるドラフトの裏金ではなく、野球部運営にかかる費用や保護者の支援の方。取材対象が関東近郊に偏っているものの、リアルな数字は説得力がある。また、一線で活躍している監督のインタビューや対談も収録されており、本音に近い愚痴が垣間見える場面も。
book

武田知弘, ナチスの発明

表題通りのナチスの発明はごく一部で、大半はナチス時代のドイツに少しでも関係ある発明や製品、研究をこじつけたもの。それでも分量が足りなかったのか、後半はナチスの成り立ちや人物紹介で水増しされている。巻末に参考文献一覧はあるものの、すべて和書で二次資料が中心の上に各項目がどこから引用したものかがまったく示されていないので、話半分で読むのが良いだろう。コンラート・ツーゼが計算機における二進法利用を最初に発案したとするなど、明らかな誤りも見られる。
diary

越生~大高取山~桂木峠~笹郷~顔振峠~吾野

今日も午後に用事がありあまり時間がないので、先週と同様に既存越生から西武秩父線へ抜けるコースのバリエーション。車道走りが多めなので、短時間にさっと練習するのには良いかもしれない。いつもの越生神社や無名戦士之墓ではなく、正法寺の向かいから取り付き、藪に埋もれがちな道を駆け上がる桂木観音からはしばらく車道走り。上大満、東上閣を経由し、笹郷へ笹郷から顔振峠へはトレイルで一気顔振峠からは一番近い吾野駅へ越生長沢線を下る
book

北村雄一(著), 独立行政法人海洋研究開発機構(協力), 深海生物ファイル あなたの知らない暗黒世界の住人たち

海洋研究開発機構の協力もあり、美麗な写真や精緻なイラストがこれでもかと掲載されている。それでいて事典ほど堅苦しくなく純粋な読み物としても存分に楽しめるのは見事。
book

高部正樹, 傭兵の生活

コンバット・マガジンの連載をまとめたもの。時期的にはイラク戦争頃のネタが多い。体系的に軍事を学ぶような本ではないが、傭兵の生の声が聞けるのは類書が少なく貴重。
book

田岡大介, 「空き巣」なう プロの空き巣が「この道半世紀」を語る

元空き巣の手記。あまり反省している様子はなく、各種のエピソードを面白おかしくといった風情。防犯に役立つネタがあるかと思い読み始めたが、こちらは期待はずれ。読み物として見るとそれほど悪くないので、あくまでも随筆としてどうぞ。
comic

武田一義, さよならタマちゃん

精巣腫瘍 (睾丸癌) の闘病マンガ。一見ふざけたタイトルとコミカルな絵柄ながらあまり笑いはなく、闘病生活のリアルが淡々と描かれる。家族や職場の人間も良く描かれており、闘病生活における人間の繋がりのありがたみが伝わってくる。
book

長谷川高, 不動産投資 これだけはやってはいけない!

不動産投資本なのだが、もはや投資という領域を越えて大家業の入門書の様になっている。そこまで手間をかけないと成り立たないということなのだろうが、その労働コストを考えると他の投資商品の方が圧倒的に有利に感じてしまう。冒頭では他の投資商品との比較を行ってはいるのだが、この投資にかかる労力をまったく考慮していない。本書の主な対象である個別不動産投資とREITとの比較が申し訳程度に止まっているのも、そのせいかもしれない。なぜ個別不動産投資をするべきなのかという問いや個別不動産投資にかか...
book

吉田繁治, マネーの正体

断定的な口調がどことなく胡散臭さを感じさせるが、そこをぐっと飲み込んで読み進めると、意外にまともな内容。経済に関する雑多な内容を寄せ集めた本ではあるが、マクロの視点から投資を考え直す助けとなる内容が多く含まれている。文体の不統一が気になるのはご愛嬌。
diary

越生~大高取山~桂木峠~横吹峠~花立松ノ峠~高山不動尊~西吾野

いつもの越生から西武秩父線へ抜けるコースのバリエーション。桂木観音まではいつも通りアップ代わり。そこから北西に進路を取り、上大満までトレイル龍穏寺手前で左に折れ、砂利道の林道に入る横吹峠から四寸道へ入る。あまり整備されておらず踏み跡が怪しい箇所もあるが、雰囲気がある良い道。四寸道は途中で猿岩林道と交差するが、ここから新たに取り付くところが分からない。やむなく少々ショートカットする形で左手に下り、花立松ノ峠へ向かう花立松峠へ向かう途中に日照水の湧き水がある。車で汲みに来ている人...