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ポール・クルーグマン(著), ジョージ・パパンドレウ(著), ニュート・ギングリッチ(著), アーサー・ラッファー(著), 町田敦夫(訳), 金持ちは税率70%でもいいvsみんな10%課税がいい 1時間でわかる格差社会の増税論

カナダのテレビ局BNNの公開討論番組を書籍化したもの。増税の賛否双方とも豪華なディベータで、双方の問題意識がどこにあるかを明確にしてくれる。単に感情的な意見や道徳的な視点にとどまらず、実現可能性についてもきちんと議論されているのが良い。
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SCRAP, 5分間リアル脱出ゲーム

十人の憂鬱な容疑者に続いてこちらも。 長編と違って手軽に楽しめるものを目指していることもあり、難易度は少々低めで、本や付録の構造すべてを絞り尽くしたような感覚もない。それでも問題の質は良く、解答やヒントを見る際に誤って関係する項目が目に入らないようにするなどの配慮も行き届いている。
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寺門ジモン(原作), 刃森尊(漫画), ネイチャージモン (1)

テレビの中ではダチョウ倶楽部の目立たない人として認識されている寺門ジモンだが、一歩踏み込んでみるとこれが面白い。どのジャンルにしろ極めるまでのめり込んだ人間の話は興味深いものだが、クワガタと焼き肉に異常なまでの執念を燃やす人間の話が面白くないわけがない
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川田利明, 開業から3年以内に8割が潰れるラーメン屋を失敗を重ねながら10年も続けてきたプロレスラーが伝える「してはいけない」逆説ビジネス学

あのデンジャラスKが自らのラーメン屋経営を語った本。 よくある名前貸しなどではなく、本気の体当たりでラーメン屋を経営したからこそ出てくる言葉にあてられ一気に読んでしまった。ラーメン屋をはじめとする飲食は脱サラでの失敗も多い厳しい業種と認識していたが、その内情は想像以上のものがあった。それでも真摯にラーメン屋という仕事とそのお客様と向き合い続ける姿勢は、プロレス時代と同様に応援したくなる。
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伊瀬勝良(原作), 横田卓馬(漫画), すべての人類を破壊する。それらは再生できない。 (5)

グランプリ京都99を舞台に、かなりラブコメ路線に振ってきた。 今回のプロモカードは当時はまだ現役だった暗黒の儀式/Dark Ritual。新枠なのが少々惜しい。
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正垣泰彦, サイゼリヤ おいしいから売れるのではない 売れているのがおいしい料理だ

経営者の書いた本には珍しく、根性論や精神論ではなく合理的な理論で非常に読みやすい。 店長に売上目標を課さない。売上を決める立地、商品、店舗面積は本社の責任。店長は人件費や経費のコントロールが仕事カテゴリ内の料理の価格差を2倍以内に収めることで、どれを頼んでも無茶な金額にはならないという印象を与えられる人時生産性 = 1日の粗利益/従業員の総労働時間が大事食材を買い叩くのは時間の無駄。長期的に考えると、こちらだけが得をするのは不可能褒めることよりも公正な評価が大切
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蛭子能収, 笑われる勇気

質問者に対して徹底して自分の軸で回答するのが小気味良い。適当に見えて根底にはきちんと自分なりの思想があり、給料を払ってくれるところを一番大事にするという姿勢は清々しい。競艇オチの連続にはさすがに辟易としたが。
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大内征, 低山トラベル とっておき低山30座の山旅ガイド

関東近郊の低山ガイド。日本百名山とはまた少し違った基準で、低山ながらも歴史や物語があり、個性的な山々が選定されている。低山だけあって、公共交通機関からのアクセスが良い山が多いのも嬉しいところ。トレイルランニングのコースを探すのにも好適。
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水野仁輔, 3スパイス&3ステップで作る はじめてのスパイスカレー

書名にもなっている3スパイスとは、ターメリック、カイエンペッパー、コリアンダーのこと。このたった3つのスパイスだけで基本的なカレーを作る方法を伝授してくれる。写真も豊富で、この通りに作ればまずつまづくことはないだろう。水分のコントロールなど、重要なポイントもきちんと押さえられている。巻末のコラムもカレー愛が溢れており、これだけでも読む価値がある。
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小川かりん, もっと! 夜行バスで出かけましょう

夜行バスレポートマンガ。ポップな絵柄で今どきの夜行バス事情を教えてくれる。欲を言えばもう少しボリュームが欲しいところ。