book

安藤宏基, 勝つまでやめない! 勝利の方程式

日清食品ホールディングスの株主優待に配られたもの。基本的に自慢話なので、話半分で。偉大なカリスマ創業者の二代目としての苦心が伺える。
book

草下シンヤ, 実録ドラッグ・リポート

元ジャンキーな作家によるドラッグ体験エッセイ。どこまで盛っているのかはわからないが、ジャーナリストが取材しただけでは書けなそうなネタが多数。
diary

ニース

お仕事でニースへ。実はフランスは (乗り継ぎ以外では) 初めて。第一印象は、ザ・リゾート地もちろんプロヴァンス料理を堪能できるが、場所が場所だけにイタリア料理も良いお店が多い。幸せ旧市街地にはALZIARIやAUERなどが並び、土産物に困らないのも嬉しい
book

横井軍平, 牧野武文, 横井軍平ゲーム館RETURNS ゲームボーイを生んだ発想力

買いそこねていた本が復刊されていたので購入。横井軍平を称える本や記事は多いものの、本人が筆を執ったのは本書くらいか。ウルトラハンドやラブテスターといった玩具時代から、光線銃、ゲーム&ウォッチ、ゲームボーイと、横井の仕事を時系列に追う構成。本人ならではの裏話が豊富なのも嬉しい。
comic

安堂維子里, 世界の合言葉は水 安堂維子里作品集

水をテーマにした、すこしふしぎな短編集。どの作品にも、非現実的ながら心奪われる一枚絵が含まれているのが印象的。
book

山口謠司, ん 日本語最後の謎に挑む

日本語のひらがなのなかで最後に生まれた "ん" の歴史。当然ながら、 "ん" の歴史を辿るということは、漢字による音写に始まる日本語の歴史を辿るということになる。読み物としてはやや退屈な部分もあるが、非専門家には新鮮な驚きも多い。
comic

大石まさる, 環・水惑星年代記

水惑星年代記に続いてこちらも。今回も名作ぞろいで、何度も読み返してしまう。特にCROQUI'Sは好み。
book

新庄耕, ニューカルマ

狭小邸宅が良かったのでこちらも。今回のテーマは、ルポは多数あるものの小説としては珍しいネットワークビジネス。追い込まれた勤め人の揺れる感情の切り取り方は実に巧み。
book

東野圭吾, ある閉ざされた雪の山荘で

歴史的な作品ながら未読だったので今更ながら。いわゆる山荘モノだが、東野圭吾らしくきちんとひとひねりをきかせてある。幾重にも入り組んだ構造はお見事。
comic

青木雄二, 青木雄二傑作漫画作品集 50億円の約束手形

傑作漫画作品集の名前は伊達ではなく、収録作全てが傑作ばかり。初出の情報が付属していないが、初期の作品が中心だろうか。ナニワ金融道では控え目だった、マルクスやドストエフスキーの思想が色濃く溢れている。