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まずりん, 独身OLのすべて (4)

相変わらず描き下ろしは少なめではあるが、お布施として購入。 今回は表紙がまさかのマユ子さん。初期は目立たない脇役だったが、この頃は腐キャラが確立して一本立ちしてきた。
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秀良子, おしゃべりは、朝ごはんのあとで。 (2)

前巻で一巻完結かと思っていたらまさかの続刊。 前巻同様、ゆるい雰囲気ながらもところどころにキレのあるコメントが入るスタイルが心地良い。
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吉田一郎, 世界飛び地大全 不思議な国境線の舞台裏

世界飛び地領土研究会の書籍化。企画の勝利と言える作品で、数奇な運命を辿った数々の土地をその歴史と共に楽しめる。机上の調査のみの本で現地の訪問などはないが、その土地の歴史を俯瞰するための本なのであまり気にならない。また、この種の本にしては政治的な姿勢が中立なのも良い。 編集はかなり甘めで、あまり読みやすい本ではない点が残念。せめて文体くらいは統一して欲しい。地図も見やすいものではない。
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卯月妙子, 人間仮免中

元AV女優、元SMストリッパー、漫画家、エッセイストと多くの肩書を持つ著者による自伝的作品。 統合失調症を抱えながらも、その様子を実にあっけらかんと描いてしまうところが印象的。とはいえ、かなり衝撃的な表現も普通に出てくるので、耐性のない人は注意が必要。
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ルイズ・アームストロング(文), ビル・バッソ(絵), 佐和隆光(訳), レモンをお金にかえる法

お金のリテラシー絵本。 経済というよりは経営の基礎ではあるが、子供のためのお金のしくみ入門書としてみると良い出来。
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和泉晴紀(漫画), 原作「裏モノJAPAN」編集部(原作), インテリやくざ 文さん

泉昌之ではなく和泉晴紀の単独名義。 泉昌之とはまた違った風味で、細かいところをつつくというよりは心理的な深読みの面白さが主体。文さんの設定がブレまくっているのはご愛嬌。
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神山典士, 北朝鮮にスマッシュ。 ピンポンミステリーツアー

いわゆる北朝鮮入国記だが、ところどころに著者の作家魂が感じられる佳作。 後日の韓国訪問と併せて国境を両者の視点から眺める試みもなかなか。
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東野圭吾, 十字屋敷のピエロ

東野圭吾の初期作品。少し前のミステリらしいミステリが心地よい。 トリックだけをみると今ひとつだが、ピエロの人形視点の語りというアイディアは今なお新しい。
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服部まゆみ, この闇と光

ネタバレになるので詳しくは書かないが、仕掛けは実にお見事。文章も読みやすい。 登場人物の行動原理に少々無理を感じるのがやや難か。
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神田ぱん, 屋敷直子, さくらいよしえ, H岩美香, 鉄子の部屋

ムック的な軽めの鉄道読み物。 著者が全員女性という他に特筆すべきことはなし。