book 吉川昌澄, エンジニアのためのExcel再入門講座 比較的硬派なExcel解説本。RDB的なスキーマを意識しながらシートを作ろうという考えには共感できるが、ある程度RDBを理解している人にとっては目新しい情報は少なく、RDBを知らない人にとっては敷居が高い様に感じる。 2014-12-03 book
book 梅原大吾, 勝ち続ける意志力 格闘ゲーマーなら知らない人がいない "ウメハラ" の勝負哲学。ゲームの話はそこそこに、自身の生い立ちやゲームへ取り組む姿勢が語られる。何らかの道、特に世間的には認知されていない道を極めたいと考えている人間には勇気付けられることが多い。 2014-12-02 book
book 水島弘史, 美味しさの常識を疑え! 強火をやめると、誰でも料理がうまくなる! 今日からおいしくなる洋食のシンプルルールの改訂版と言ったところ。火加減、塩加減、切り方という基本中の基本のところに絞った解説が実に分かりやすい。従来の料理の常識と反する部分が多々あるが、一つ一つ理詰めで説得力がある。 2014-12-01 book
book 岩村充, 貨幣進化論 「成長なき時代」の通貨システム 寓話を用いて貨幣の成り立ちを説明した後、金本位制からニクソン・ショックを経て現代に至るまでの貨幣の流れを駆け足で。貨幣の歴史を大掴みするには良書。 2014-11-29 book
book 清水潔, 桶川ストーカー殺人事件 遺言 フォーカス誌上で桶川ストーカー殺人事件の犯人グループを特定して名を挙げた清水潔によるルポタージュ。事件そのもの以上に、警察批判に力を入れている印象。事細かに書かれた週刊誌記者の取材行動も興味深い。 2014-11-28 book
book 乙一, ZOO (1) 乙一の短編集。元は一冊の単行本だったものが文庫2冊に。化された5作品がこちらの1巻に収録されている。ジャンルは様々だが、ホラー寄りのものが多いか。"SO-far そ・ふぁー" はプロットもオチも秀逸でおすすめ。 2014-11-27 book
book ASIOS, 謎解き超科学 いわゆる疑似科学の解説本。あまり目新しいネタはなく、この分野に興味のある人ならば既知のものが多いだろう。それでも、何となく胡散臭いとして切り捨てるのではなく、きちんと科学的な裏付けをもって判断しようという姿勢は好感が持てる。 2014-11-26 book
book 池谷敏郎, ここ10年で、これだけ変わった! 最新医学常識99 研究が進むにつれて時々更新される医学の常識を知るための本。小ネタが99個の○×クイズ形式。直接健康に役に立つネタが少なめだが、蘊蓄本としては上々。 2014-11-25 book
book 藤岡利充, 泡沫候補 彼らはなぜ立候補するのか 2014年に毎日映画コンクールのドキュメンタリー映画賞を受賞した映画、立候補の舞台裏を綴ったもの。映画を観ていなくても楽しめる。扱っているのは、マック赤坂、羽柴誠三秀吉、外山恒一といった、ネットでも有名な画になる面々が中心。泡沫候補一般のルポタージュを期待して読むと肩すかしを食らうかもしれない。 2014-11-24 book