fukumoto

book

死に至る薬と毒の怖さを考える会, 図解中毒マニュアル 麻薬からサリン、ニコチンまで

いわゆる麻薬類から毒物までの解説書。もちろん本格的な専門書などではなくアングラ風味。実際には解説部はわずかで、残りは麻薬利用経験者の事例や歴史上の毒殺例などで水増しされている。あくまで読み物。
book

原尻淳一, 小山龍介, IDEA HACKS! 今日スグ役立つ仕事のコツと習慣

仕事を上手く進めるためのtips。あまり著者の独自性は感じられずどこかで聞いたことがあるものが多い。独立した89個のアイデアが並んでいる形で、各項も短く読みやすいので、雑誌的な感覚でパラパラとめくってみる分には悪くない。
comic

石田敦子, 球場ラヴァーズ 私が野球に行く理由 (3)

連載が軌道に乗ってきたためか、実世界のプロ野球とリンクした内容も増えてきた。最後の急展開は何事かと思ったが、無事続刊中の様で少し安心。
book

多根清史, 教養としてのゲーム史

新書で "ゲーム史" というほど大層な内容が書けるのかと疑問に思いつつ読み始めたが、ブレイクアウトに始まりスーパーマリオブラザーズに至る頃までの初期のゲーム史がきちんと描かれている。この時代は、過去のゲームから踏襲されたものとハードウェアの制約が緩められるたびに投入される新たなアイディアが比較的明確で、ゲームの進化がある程度直線的であったこともあり、非常に理解しやすい。一方で、紙幅の関係もあるとは思うが、最近のゲームについてはやや掘り下げ不足。一部のシミュレーションゲームに触...
book

小堺桂悦郎, 新版 なぜ、社長のベンツは4ドアなのか?

少し前に売れた会計本の改訂版。小ネタを拾う本と割り切れば面白いが、会計の勉強には厳しい内容。文章はかなり癖が強いので、好みが分かれるだろう。
diary

第4回道志村トレイルレース

昨年は仕事の都合で参戦できなかったため、2年ぶりの道志村。第4回道志村トレイルレース。宿泊は例年通りの道志温泉日野出屋さん。もはや定宿今年は見事な快晴。富士山もくっきりと見える登山道入り口の渋滞が知られるようになったためか、スタート直後のポジション争いが激しい。来年は対策をきちんと考えないといけない相変わらず菜畑山山頂を始めとして眺望の素晴らしいところが多い。この大会の一番の楽しみやはり御正体山の登りが非常に厳しい。今倉山から御正体山にかけての5kmをいかに踏ん張るかが勝負ど...
comic

石田敦子, 球場ラヴァーズ 私が野球に行く理由 (2)

相変わらずほとばしるカープ愛と球場愛。他の用事にかこつけて新たな球場を開拓しようという姿勢は共感を覚える。
book

大津秀一, 死ぬときに後悔すること25

緩和医療医が終末期医療の経験を生かし、多数の終末期患者の代表的な悩み25種をとりあげたもの。その悩みは健康に関するものから社会との関わり、生活、宗教など多岐にわたる。なぜこんなことを悩むのかと思うものも混ざっているが、後悔しない生き方を考える上で助けになる項目も多い。
book

花里孝幸, ミジンコはすごい!

陸水生態学の専門家によるミジンコの本。ミジンコがいかにして環境に適応していくかの実例を通じて、湖の生態学をも学べる仕組みになっている。岩波ジュニア新書から刊行されているが、大人の読書に充分耐える内容。
book

水野敬也, 四つ話のクローバー

"幸せ" をテーマにした寓話集。少々あざとさを感じる部分がないでもないが、それでも深い含蓄を感じる。また、最終話の "氷の親子" には素直に泣かされる。涙もろい人はご注意を。