fukumoto

book

ジェシカ・ウィリアムズ, 世界を見る目が変わる50の事実

途上国と先進国の格差を扱ったテーマが多い。「地雷によって毎時間一人は負傷している」、「拷問は一五〇カ国以上で行われている」、「世界では七人に一人が日々飢えている」など、ショッキングな数字が並ぶ。読み物としては非常に興味深いが、100人の村 (の第二部) の様な政治色を少し感じる。この内容ならばやや左寄りになってしまうのは仕方がないのだろう。
book

スティーヴン・レヴィット, ヤバい経済学 悪ガキ教授が世の裏側を探検する

ヤバい経済学 (Freakonomics) と名乗っているが、経済学というよりは社会学の領域のものが多いと思う。日本人としては、やはり大相撲の八百長の話題が興味深い。千秋楽で7勝7敗の力士が妙に強いのは日本人なら誰でも知っていることだが、それを数値で示し、さらに星の貸し借りが次の対戦で調整されている事実までを暴く。まあ、半分神事としての性質を残す相撲に対して大真面目に八百長を指摘するというのも野暮だとは思うけれど。その他、一部アメリカ依存でいまひとつピンとこないもの (ク・ク...
diary

イースタンリーグ マリーンズ vs. ファイターズ @ ロッテ浦和球場

千葉マリンまで行く時間と気力がなかったので、浦和にてイースタンリーグを観戦。ロッテ浦和球場は武蔵浦和駅から徒歩10分程度。道も分かりやすく迷う心配なしスコアブック所有率高しブルペンが非常に近いのが嬉しい客席は日陰が一切ないので、夏場の観戦に帽子は必須そもそも夏場の試合をわざわざ13時開始にするのはどうかと思う。ナイター設備がないのなら午前の涼しい時間にやればいいのにと思うが、イースタンとはいえさすがに観客が集まらなすぎるのも問題があるのだろう横浜の次は戸部1軍と2軍の入れ替え...
diary

長瀞

長瀞で荒川を眺めてみる。突然の猛暑には参ったが、秩父の自然に満足できた旅。
book

友野典男, 行動経済学 経済は「感情」で動いている

いわゆる行動経済学の入門書。この分野の一冊目として読むのには良いと思う。行動経済学の基本となるプロスペクト理論の解説が分かりやすい。特に価値関数や確率加重関数の実例は興味深い。人がギャンブルにハマる心理なども、これらの関数に大いに関係しているのだろう。
hack

メール環境を見直す

私用のメールを携帯電話に転送するのに、ずっと大学の研究室のアカウントを使用していた。卒業後何年も経つのにいかがなものかとは思っいていたが、procmailが自由に使える便利さについ甘えていた。しかしながら、この週末に研究室内の機材トラブルの被害を被ったこともあり、設定を見直してみることに。私も多くのインターネットユーザと同様、spamの被害を受けており、自宅でのメール振り分けにはPOPFileを使用している。携帯電話に転送するにあたっても、ある程度のフィルタリングを行う機能は...
product

brother HL-2040

自宅では長らくプリンタなしのペーパーレス生活を気取っていたが、自宅で仕事をすることが増えてくるとなかなかそうもいかない。そこでやむをえずbrother HL-2040を購入した。ヨドバシ・ドット・コムで17,600円 (14%還元、送料無料) 。テキストの印刷が中心で、カラーはほとんど使う予定がないので、家庭向けのレーザープリンタを選んだ。家庭向けレーザープリンタは、インクジェットに比べて市場が小さい上に、自宅の設置スペースの制限もあり、実質的にHL-2040しか選択肢がなか...
diary

ゲームにおけるセオリーに注目したプレーヤーモデルの構築

ゲームにおけるセオリーに注目したプレーヤーモデルの構築という修士論文を見つけた。麻雀のモデル化と推論エンジンの提案。実装と評価がなされていない様なのが残念。
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マッコイ斉藤(監修), ピエール瀧(解説), ポエム番長

本物の元ヤクザ・ギャング・暴走族の方々にインタビューし、ポエムを書いてもらうという企画。しかもツッコミを入れるのはピエール瀧。素晴らしい。関係ないけど、帯の推薦文に今話題のあの人が。
book

烏賀陽正弘(著), 二宮清純(監修), 超常識のメジャーリーグ論

メジャーリーグ "論" というタイトルだが、メジャーリーグを論じているわけではなく、小ネタや蘊蓄を集めた本。読み物としては上々。