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茂里憲之, カードゲームで本当に強くなる考え方

カードゲームという表題だが、ほぼトレーディングカードゲームが対象。中でもMagic: The Gatheringに寄せている。確率論に加えて認知科学をどうカードゲームに橋渡しするかという視点は新鮮。有名な法則をあれこれ持ってきてこじつけているような節も見られるが、いままでカードゲームと結びつけられていなかった概念を持ち込んだのは価値がある。トレーディングカードゲーム用語が脚注もなしにでてくるので、ある程度それらに馴染んでいるが感覚のみでプレイしており伸び悩んでいる人向けか。
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中村敏雄(著), 吉田文久(編), 中村敏雄著作集 (8) フットボールの文化論

オフサイドはなぜ反則かを中心に、中村敏雄のフットボール (サッカー、ラグビーなど) に関する著作を編集したもの。単行本未収録の論考も多いのが嬉しい。巻末にはスポーツイベントやスポーツメディアに関する評論も収録。当たり前とされているフットボールのルールを疑い、その歴史と文化を掘り下げていく姿勢はまさに中村敏雄の真骨頂といえる。オフサイド以外にも、ラインの引き方、アウト・オブ・バウンズとスローイン、メンバーチェンジなど、よくよく考えると不思議なルールは枚挙にいとまがない。それらの...
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草森紳一, 随筆 本が崩れる

膨大な蔵書にまつわるエッセイ集。野球や旅に大きく寄り道もするが、主役はあくまでも蔵書。蔵書の山の崩壊により浴室に閉じ込められたのにも懲りずに、本の山をいかに堅牢に積むかという技術論を延々と展開するのにはもはや狂気じみたものを感じる。
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オークス ブックタワー ハイタイプ ナチュラル L52NA

限られた書斎空間に可能な限り高密度で本を詰め込めるように計算して本棚を設置してきたが、それでもいくらか中途半端なデッドスペースが出てしまう。そんな場所には未整理の本を満載した段ボールを漫然と積んでいたが、それらも引越後1年をかけてようやく姿を消したところで300x300ほどの床が顔を出した。ここにも本棚を新設したいところだが、普通の本棚を設置するには心もとない広さなので、タワー型本棚を置くことにした。ブックタワーとも呼ばれるタワー型本棚は平積み型の本棚製品で、その性質上本のサ...
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イアン・エアーズ(著), バリー・ネイルバフ(著), 望月衛(訳), ライフサイクル投資術 お金に困らない人生をおくる

インデックスに長期投資するという基礎ができた上で、もう一歩先を目指すための本。インデックス投資の際は債券と組み合わせたポートフォリオを組むことがよく勧められるが、このポートフォリオを手持ちの金融資産のみに限定せず、ライフサイクル全体に拡張しようというアイディア。今後高い確率で入ってくる給与や年金を債券とみなして現在価値に割り引くと、(金融資産は少ないが定職のある) 若者は手持ち資産すべてを株式に投資しても大幅に債券超過となるので、レバレッジをかけて株式に投資するべきと説く。人...
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Hisa Ando, プロセッサを支える技術 果てしなくスピードを追求する世界

"商用のCPUが性能向上に取り組んできた歴史" という視点で書かれたCPUの解説書。そもそも計算機とは何かという小難しい問題はそこそこに、実用的なCPUの設計、特にマイクロアーキテクチャ (具体的なハードウェア構造) に絞って書かれているので非常にわかりやすい。パイプライン処理、キャッシュ、スーパースカラ実行、投機実行などの古典的な技術から現代的なマルチコアや仮想化まで一通りがカバーされており、入門書として間違いなくおすすめできる。現在の花形と言えるGPGPUも簡単にとはいえ...
comic

高野文子, ドミトリーともきんす

朝永振一郎、牧野富太郎、中谷宇吉郎、湯川秀樹という日本を代表する科学者たちの読書案内だが、ひとひねりして彼らが下宿する学生寮を舞台とした連作短編漫画に仕上げている。(おそらく多くの読者が期待する) 高野文子らしさという点では少々物足りないが、円熟したシンプルな線画が心地よい。
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真壁昭夫, はじめての金融工学

教科書的であまり読んでおもしろい本ではないが、最低限の数学の素養があれば読めるように工夫されている。古典的な金融工学に加え、行動ファイナンス理論やべき分布に基づく経済物理学にも軽くながら触れられているのも良い。
game

The Pedestrian

The pedestrianをプレイ。2Dのアクションパズルだが、背景は3Dで緻密に書き込まれている。パズルの難易度は易しめだが、丁寧な作り。途中 (後で調べたところによると終盤に差し掛かったところ) から3D操作が必要になり、クリアを断念した。私は3D酔いがひどく、一人称視点の3Dゲームをプレイするとすぐに気分が悪くなってしまうため。
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Geoffrey Engelstein(著), Isaac Shalev(著), 小野卓也 (訳), すごろくや(調査協力), ゲームメカニクス大全 ボードゲームに学ぶ「おもしろさ」の仕掛け

ゲームメカニクスというのは比較的最近使われるようになった言葉かと思うが、要するにゲーム (ここでは主にアナログゲーム) のおもしろさを作り出す要素のこと。例えば、各プレイヤーが順にプレイする種類のゲームのターンオーダー (ターン順) という要素ひとつとってみても、固定順、順位等により変化、入札により決定、役割順、ランダムなどさまざまな方法があり、それぞれが異なるおもしさを提供する。本書は、そんなゲームメカニクスの要素をまとめたもの。もちろん頭から読んでも面白いが、ゲームを作り...