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井狩春男, 井狩春男のヘンテコ本が好きなんだ

変わった本ばかりを集めたカタログ。サブカルやアート系が多めだが、まれに狂気を感じるような労作や資料価値の高い本が混ざっているので侮れない。非売品や自主流通本など入手困難な本が多いのが難。
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磯部涼, ルポ 川崎

表題は "川崎" となっているが、ここでいう "川崎" とは川崎市ではなく川崎区のこと。それも池上町や桜本など、一部地域に偏っている。取材対象もBAD HOPなどのヒップホップ文化周りが中心。それらの文化に興味があるのならば一読する価値があるが、これが川崎の全体像と考えてはいけない。
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ジョン・オースティン(著), 兼光ダニエル真(訳), ゾンビの作法 もしもゾンビになったら

ゾンビ映画のお約束をまとめたネタ本。ゾンビ映画を観ない人には何がなんだかわからないかもしれないが、ファンならば間違いなく楽しめる。小口まで凝った装丁も良い。
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中山(著), 千野エー(イラスト), 試験に出ない英単語

日常生活ではまず使わない英単語を使用した例文集。下ネタと天丼が多め。教材CDも付属 (手元にプレイヤがないのでこちらは聴いていない)。
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三宅香帆, (読んだふりしたけど)ぶっちゃけよく分からん、あの名作小説を面白く読む方法

小説の "読み方" の指南本。小説の "書き方" を記した本は数あれど、"読み方" の本は希少。さすがに体系立てられた "読み方" を示す本ではなく、著者の推す小説ごとに読み方のコツを示しているに過ぎないが、読書の引き出しを増やすには良い本。
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pha, パーティーが終わって、中年が始まる

ニートの歩き方の出版から15年以上が経ち、大きな心境の変化が語られている。単なる加齢のせいかもしれないし、単に飽きがきただけかもしれないし、著者の性質によるものかもしれない。理由はどうあれ、落ち着いて普通の中年にならんとしている心境は同世代として非常に共感できる。表題も実に味わい深い。
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橘玲, HACK

万能なゼロクリック・エクスプロイトや何でもできる天才ハッカーのHAL、超高性能な小型発信器などの便利過ぎる小道具には色々とツッコミどころがあるが、今回のネタである暗号資産を利用したマネーロンダリングの解説をわかりやすくするために小説仕立てにしたとのだと考えれば悪くない。
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施川ユウキ, バーナード嬢曰く。 (8)

今回もエモい青春劇。その中で時事ネタのAI生成小説が違和感なく溶け込んでいるのが良い。
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池部誠, 遥かなる野菜の起源を訪ねて イネ・ムギ・野菜 日本への道

著者は専門の農学者ではなくあくまでもライターではあるが、(多分に観光の要素を含みながらも) 世界を飛び回り本職顔負けのフィールドワークを敢行している。書籍中心ながらも、先行研究の調査も行き届いている。フィールドワークは現地で出たとこ勝負のところも見受けられるが、それも味がある。
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黒木真生, 麻雀プロ団体分裂と闘争の歴史 もめ続けた50年の真実を暴く

年間順位戦開始からRMU旗揚げあたりまでのプロ麻雀界の歴史 (Mリーグ以前、といった方がわかりやすいかもしれない) をまとめた一冊。当事者たちに加え、業界の生き証人とも言える馬場裕一までもが鬼籍に入ろうという今、こうした形でまとめられたことには大きな意義がある。まとめられた歴史を眺めてみると、そこで動く金額の小ささに驚く。著者も "はじめに" で触れているように、この金額規模であれば、利害を維持するために守ろうとする力も小さく、感情が優先された動きになるのがよく分かる。