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羊齧協会(編), 東京ラムストーリー 羊肉LOVERに捧げる東京&周辺 羊レストランガイド

羊料理専門店を集めたグルメガイド。東京の名の通り首都圏のみだが、かなりマニアックなお店もカバーしている。少々古い本で残念ながら続編は出ていないようだが、羊齧協会は現在も活動中なので、最新情報はこちらで。
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ブルース・ブエノ・デ・メスキータ(著), アラスター・スミス(著), 四本健二(訳), 浅野宜之(訳), 独裁者のためのハンドブック

ポリティカルサイエンス本。権力維持の構造は独裁政権だろうと民主主義だろうと同じであるという視点に立つことで新たな発見がある。政治とは権力を保持することであり、それは独裁政権でも民主主義でも変わりがない。その権力の後ろ盾は名目的な有権者集団 (取り替えのきく者)、実質的な有権者集団 (影響力のある者)、盟友集団 (かけがえのない者) の多層構造になっており、これも政治体制に依らず不変である。独裁政権では言わずもがな小さな盟友集団が実際にリーダーを選んでおり、その他の多くの人々は...
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施川ユウキ, バーナード嬢曰く。 (7)

特に新キャラが出るでもなく新展開があるわけでもなく淡々と日常が続く。こうした作品は貴重。相変わらず読書ガイドとしてみても質が高い。
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縄文ZINE(編), 望月昭秀(著), 小久保拓也(著), 山田康弘 (著), 佐々木由香(著), 山科哲(著), 白鳥兄弟(著), 松井実 (著), 金子昭彦 (著), 吉田泰幸 (著), 菅豊 (著), 土偶を読むを読む

ベストセラーとなったの検証本。たびたび売れてしまうトンデモ本の検証は誰かがやらねばならないにもかかわらず学術的には評価されない仕事であり、こうした努力に頭が下がる。本書ではこうした作業を "雪かき" と表現しており、実に的確な例えだと思う。こうした検証本としての役割を抜きにして、現在の縄文研究を学ぶうえでも良書。土偶がどこまでわかっていて、何がわかっていないのか、その概観を掴むことができる。
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にゃんこそば(著), 宮路秀作(監修), ビジュアルでわかる日本

Twitterの生まれの可視化本。前半は言われてみれば当たり前の結論が多くやや退屈。可視化の技法やアイディアを学ぶのには良いかもしれない。この手の本にありがちな東京偏重ではなく、主要な地方都市も押さえているのは好感が持てる。最後の第6章で扱っている地名の可視化はこれ単体で研究として成立しうるレベルの独創性の高い内容で面白い。
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Shelfit/エースラックの組み立て

この度、合計11台 (上置を別に数えると16台) のエースラックを組み立てたので、そのノウハウを書き残す。必要十分な組み立て説明書が付属しているので、その通りに従えば特別に困ることはないだろう説明書の最初に全体構造が示されているのが非常に良い部品には通し番号が入っているので、それを都度確認しながら進めれば間違えることはないだろう工具はドライバ一本でも十分ではあるが、ダボの打ち込み用にプラスチックハンマーがあったほうが良い天井突っ張りをする場合は13mmのスパナが必要となるが同...
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シェリー・シーサラー(著), 菊池誠(監修), 今西康子(訳), 「悪意の情報」を見破る方法

真っ当な情報リテラシ本。世にあふれる科学のふりをしたでたらめを類型化して解説してくれる。端々から著者 (と解説の菊池誠先生) の義憤が感じられる良書。
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ニック・エンフィールド(著), 夏目大(訳), 会話の科学 あなたはなぜ「え?」と言ってしまうのか

主流の言語学は書き言葉を研究対象としているが、本書で扱う相互作用言語学は話し言葉による "会話" に注目している。会話には書き言葉とは異なるルールがある。例えば、質問には応答しなくてはいけない、応答をしない場合は質問者は相手を非難する権利を得る、これから話す内容を予告した話者を遮ることは許されない、予告された側は続きを促す信号 (相槌) を送らなくてはいけない、一度に話すのは一人、などのルールは様々な言語の会話に共通して見られる。また、これらのルールに時間が深く関わっていると...
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ヘンリー・ジェイ・プリスビロー(著), 小田嶋由美子(訳), 勝間田敬弘(監修), 意識と感覚のない世界 実のところ、麻酔科医は何をしているのか

熟練した麻酔科医によるエッセイ。現代の麻酔科医の日常を通じて、彼らの倫理観や麻酔の歴史が学べる良書。
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岩崎啓眞, 本当にためになるゲームの歴史 1本のゲームが億を生む仕組みのすべて

まずはインカム収入を得るためのアーケードゲームの歴史から始まるが、これがゲームビジネスの基礎とも言え、複雑化した現在のゲームビジネスよりもはるかにわかりやすい。その後、話はオンラインゲームや現代風のF2Pゲームへと広がるが、これらも一貫してビジネスとしての収益構造の視点から解説されている。その時代のゲームがそれらの形に落ち着いたのは、社会背景やネットワークの性能、決済手段といった様々な要因からの必然であったことがよく分かる。