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やまだ浩一(画), 木村公一(作), 隠し球ガンさん プロ野球スカウト物語 (2)

若手スカウトや少々クセのある捕手など周辺人物が増え、少し深みを増してきた。浪花節の人情路線なのは相変わらず。
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やまだ浩一(画), 木村公一(作), 隠し球ガンさん プロ野球スカウト物語 (1)

プロ野球のスカウトを取り上げたマンガ作品。元は週刊ベースボールの連載。 今時のセイバーメトリクスなスカウトではなく浪花節系。せっかく題材は良いのだから、もう少し野球そのものに深入りしても良い気はする。
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ヒラマツオ, 台湾 女ひとり旅

台湾旅行のエッセイコミック。 夜市をはじめミーハースポット中心で、特殊な場所はなし。普通のツアー旅行の前に読むには丁度良いかもしれない。
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しろ, ヤマノススメ (1)

軽登山入門をテーマにしたマンガ。おそらく男性向けか。 ストーリーやキャラクターはさておき、近所の低山から始める入門書としては悪くない。
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牛帝, 同人王

電脳マヴォの連載を単行本にまとめたもの。 画力を含むマンガの上手さという意味では商業出版の水準に達していないのだが、そんなことを吹き飛ばすような勢いがある。
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鈴木みそ, ナナのリテラシー (1)

リテラシーというよりはコンサルタント的なお話。おそらく、"銭" の後継作品という位置付け。 1巻目のテーマは出版。構造的に衰退産業となっている出版業、特にマンガの世界のリアルなお金事情を描いてしまうあたりはさすが鈴木みそ。どこまでがノンフィクションでどこからがフィクションなのかを掴ませないところも見事。
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荒川弘, 百姓貴族 (3)

前巻はやや借り物のネタが多かった印象があるが、ここに来てパワーアップして復活。結婚と出産を経て、荒川弘ならではのネタが増えたのが大きいか。
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新久千映, ワカコ酒 (2)

ワカコ酒の続編。 前巻同様、ただ飲み食いするだけのマンガなのだが、可愛らしい絵柄と相まってなんとも言えない魅力がある。今回はいわゆる呑み屋が中心で変化球は少なめで、女子会と駅弁程度。ワカコの周辺もあまり明らかになってこない。
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水木しげる, コミック昭和史 (第8巻) 高度成長以降

長かった昭和もようやく終りを迎える。 日本では戦争の影は薄くなり高度成長期を迎えるにつれ、水木のマンガ家としての生活や様々な空想の比重が高くなってくる。そんな中で、数回に渡るラバウル再訪と "南の人" との奇妙な交友は、嫌でも戦争を思い出させ、戦争が水木に与えた影響の大きさを思い知らされる。
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水木しげる, コミック昭和史 (第7巻) 講和から復興

戦後の昭和30年代から40年代にかけて。ようやく戦争の影が消え、落ち着いた空気が漂い始めた。 水木も紙芝居屋から貸本マンガ家へと流され、そこに重ねて結婚などのイベントが目白押し。自伝としてみると、一番面白い時期かもしれない。