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水木しげる, コミック昭和史 (第8巻) 高度成長以降

長かった昭和もようやく終りを迎える。日本では戦争の影は薄くなり高度成長期を迎えるにつれ、水木のマンガ家としての生活や様々な空想の比重が高くなってくる。そんな中で、数回に渡るラバウル再訪と "南の人" との奇妙な交友は、嫌でも戦争を思い出させ、戦争が水木に与えた影響の大きさを思い知らされる。
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水木しげる, コミック昭和史 (第7巻) 講和から復興

戦後の昭和30年代から40年代にかけて。ようやく戦争の影が消え、落ち着いた空気が漂い始めた。水木も紙芝居屋から貸本マンガ家へと流され、そこに重ねて結婚などのイベントが目白押し。自伝としてみると、一番面白い時期かもしれない。
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秀良子, おしゃべりは、朝ごはんのあとで。

外食での朝食をテーマにしたゆるめのエッセイコミック。表紙は一見BL風だが、主役はこの男性ではなく作者である黒い小人の方。食べ歩きの企画自体に新味はないが、マンガとしての完成度は高く、くすりと笑える小ネタも多い。
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大和田秀樹 (10) (11), ムダヅモ無き改革

10巻からは新章の "血戦!!尖閣諸島沖波高シ!!" 。ややマンネリ化しつつあるが、それでも一気に読ませるだけの勢いは失っていない。
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西原理恵子, いけちゃんとぼく

パーマネント野ばらの様な情緒派マンガかと思って読んでいたら最後に見事に裏切られた。帯のコメントにもあるように、再読して初めて意味がわかる仕掛けがそこかしこに散りばめられている。ぜひ繰り返してじっくり読んで欲しい。
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西川魯介, まかない君

日常系の料理マンガ。少々ユルめの小ネタが良い。レシピもかなり実用的。単行本は1巻のみだが、続編はヤングアニマルDensiにて公開中。
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押切蓮介, ハイスコアガール (5)

本編の小春との対決を引っ張りながらも、脇役の活躍が素晴らしい。宮尾はもちろんのこと、じいややハルオママ、新キャラの二子玉川フェリシアなど、どれも魅力的。
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水木しげる, コミック昭和史 (第6巻) 終戦から朝鮮戦争

ようやく終戦したものの、今度は戦後の混乱期。水木も生計を立てるべく、様々な仕事に手を染めていく。運命に流されながらも、絵を描くことだけは忘れなかった結果としてか、最後に紙芝居作家に流れ着くあたりに水木のたくましさを感じる。
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谷口ジロー(画), 遠崎史郎(作), K (ケイ)

アストロ球団の遠崎史郎の原作ということもあり、神々の山嶺よりもややマンガチック (発表はこちらの方が先) 。それでも谷口ジローの画の迫力を十分に楽しめる作品に仕上がっている。
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峰なゆか, アラサーちゃん 無修正1

下品を突き抜けている感じがいい。あまり万人にお勧めできる作品ではないが、色々と許容度の高い人には一度手にとって欲しい。