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水木しげる, コミック昭和史 (第4巻) 太平洋戦争前半

ついに太平洋戦争が本格化し、水木しげるもパラオからラバウルへ。そんな中、戦地でもどこかとぼけたままの水木しげるの姿に和まされる。
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あさりよしとお, まんがサイエンス 14

巻末広告を見ると、なんと連載26年。思えば遠くへ来たもんだ。 今回は、学研の科学の未収録分に加え、大人の科学マガジンからの収録も多い。そのせいか原子ネタなどはやや難易度が高めで、読み応え十分。
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あさりよしとお, 小惑星に挑む

探査機はやぶさを取り上げたマンガだが、視点をたまたまはやぶさとミネルバを見つけた宇宙人側に持ってきたところがミソ。 長年の科学マンガの取材を通じて宇宙ヲタクとなっているあさりよしとおの趣味が遺憾なく発揮されており、宇宙ファンでなくともその心意気にうたれるものがある。
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たかはしみき, 東京もぐもぐおいしいもの探し

こげぱんで有名なたかはしみきによる食べ歩き記。 ややスイーツ比率が高めで、食事は控え目。銀座や神楽坂などのお洒落エリアと浅草などの下町エリアを中心に有名どころを押さえているので、これまで東京にあまり縁がなかった人向けのガイドブックとしておすすめできる。
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押切蓮介, ハイスコアガール (4)

ハイスコアガールの新刊。高校生編に突入。 段々とラブコメ比率が上がって来ているが、ゲーム馬鹿っぷりが全くブレないハルオには好感が持てる。
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水木しげる, コミック昭和史 (第3巻) 日中全面戦争~太平洋戦争開始

シリーズ3巻目となり、遂に太平洋戦争開戦。 日本全体の出来事の部分は独自の見解も少なくやや退屈だが、水木しげる個人のエピソードはどれも抜群に面白い。入隊後も決して自分のペースを崩さず、食い意地だけは張っている様は実に愛らしい。
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水木しげる, コミック昭和史 (第2巻) 満州事変~日中全面戦争

コミック昭和史の続編。 少しづつきな臭くなってくる日本全体と、成長してきたしげる少年の呑気さとの対比が実に印象的。一般の市民の雰囲気は実際にこんなものだったのだろう。
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水木しげる, コミック昭和史 (第1巻) 関東大震災~満州事変

日本史と水木しげるの自分史とがいい塩梅。 当時の市民の目から見た日本の動きがリアルに伝わってくる。のんのんばあやねずみ男と言ったおなじみのキャラクターもいい味を出している。
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谷口ジロー(画), 夢枕獏(作), 神々の山嶺 (1) (2) (3) (4) (5)

全巻一気読み。文句なしに面白い。 ジョージ・マロリーのカメラの謎 (本作の執筆は1999年のMallory and Irvine Research Expeditionによる遺体発見前) がストーリーの軸となっているものの、それが霞むほどに登山家達の生き様が濃く描かれている。森田勝や長谷川恒男をモデルとした登山家達の想い、氷壁の登攀、山中での食事など、どの描写をとっても一級品。おすすめ。
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いけだたかし, 34歳無職さん (3)

前巻に続き、重めの背景がじわじわと明らかに。 日常ネタの方は円熟期。こちらは安心して楽しめる。