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ヤマザキマリ, モーレツ! イタリア家族

テルマエ・ロマエで一山当てたヤマザキマリの初期作品。 タイトルからはイタリア文化ネタを期待してしまうが、イタリアというよりは身内ネタが多い。ところどころに面白いネタはあるのだが、マンガとしてこなれていない印象。
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あさりよしとお, アステロイド・マイナーズ (2)

アステロイド・マイナーズの3年半ぶりの続刊。 今回も科学の小ネタを詰め込んだ作品ばかりで読みながらニヤリとしてしまう。どの作品も良いが、一番を決めるなら "独裁者の幻想" だろうか。著者が躊躇なく趣味に走っているのを見ていると嬉しくなる。
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和田依子, バーサス! 和田依子作品集 (1)

普通のOLから転身してきたマネージャーとAV女優の奮闘劇。 今ひとつ感情移入しにくいタイプの主人公ではあるが、マンガとしてはよくまとまっている。元々アフタヌーンの連載なので、性的な表現はかなり控え目。
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いけだたかし, 34歳無職さん (2)

前巻の延長の日常マンガのつもりで読み始めたら、意外な背景が続々と。 とはいえ大筋ではやはり何事もない日々が中心なので、安心してゆるりと楽しめる。
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いがらしみきお(作画), 山上たつひこ(原作), 羊の木 (1)

あまりに豪華な組み合わせに惹かれて読み始めたが、これが大当たり。 出所者に対して一般市民が抱く漠然とした不安感をこれでもかと繰り返す構成に完全に引き込まれてしまう。
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筒井哲也, 予告犯 (1)

現代社会の鬱屈としたところをテーマに切り出した作品。ネットや犯罪に関する細かな描写の正確さが見事なリアリティを生んでいる。その分風化が早そうなのが心配ではあるけれど。 小難しいことを抜きにして、エンターテイメントとしてみても非常に上質。おすすめ。
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東條さち子, 主婦でも大家さん 頭金100万円でアパートまるごと買う方法

自信のアパート投資をした経験をネタにしたエッセイコミック。 リスク管理が甘いにも関わらず運良く成功した事例なので、不動産投資の参考になるかというと怪しい。しかし、曲がりなりにも成功と言って良い事例なので、マンガとして読む分には安心して楽しめる。
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石田敦子, 球場ラヴァーズ 私を野球につれてって (1)

前シリーズの世界観はそのままに主人公を変えて連載再開。相変わらず野球以外のネタを詰め込みすぎの感はあるが、それなしではただの球場エッセイコミックになりかねないので仕方がないところだろう。 球場ネタとしては、ビールの売り子の視点が意外に新鮮。
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森川弘子, 年収150万円一家 毎日のこんだて

節約レシピをテーマとしたコミックエッセイ。 マンガとして面白いかというと疑問ではあるが、時間に余裕があり節約を楽しめる人のレシピ本としては良い。
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海東鷹也, 怪しい世界の歩き方

三才ブックスか鉄人社の本かと思って読み始めたら彩図社だった。 海外旅行エッセイマンガなのだが、異常なまでに行動力のある格闘家という時点で面白くないわけがない。トラブルを招きやすい体質らしいのも良い。