comic 山岸凉子, ブルー・ロージス 自選作品集 少女漫画の中になぜか混ざっている "パエトーン" 。チェルノブイリ原子力発電所事故をきっかけに描かれた原発批判マンガで、当時の原発批判派の考えや空気を知るのに役立つ。 2013-03-23 comic
comic 井上純一(著), 矢澤真人(監修), 月とにほんご 中国嫁日本語学校日記 中国嫁日記の番外編。 日本語ネタ本としては中途半端だが、相変わらずマンガとしては文句なしに面白い。 2013-02-24 comic
comic こうの史代, 街角花だより 表題作は新作の日和版と初連載作品である明石版の両方を収録。代表作となってしまった "夕凪の街 桜の国" とは毛色が違うが、本当はこういった作品を書きたかったのではないかと思わせる。 2013-02-21 comic
comic 青山広美, 東風のカバ (1) 今となっては何もかもが懐かしい東風荘マンガ。青山広美はギャグの方がいけるのではないかという気がしてくる (まあ、バードもある意味高度なギャグマンガだが) 。 残念ながら2巻が刊行されていないのはさすが竹書房。 2013-02-08 comic
comic 押切 蓮介, ハイスコアガール (1) (2) (3) ピコピコ少年の押切蓮介が連載を持って人気を博しているというので読んでみたが、これが大当たり。 相変わらず主人公はゲーム馬鹿のダメ少年なのだけれど、それが共感できる理由。特に90年代の格闘ゲーム全盛期に学生時代を過ごした人間にとっては小ネタのひとつひとつが突き刺さる。ラブコメ要素もおまけにとどまらず、ゲームとシンクロしてなかなかニクい。 2013-01-11 comic
comic 大和田秀樹, ムダヅモ無き改革 (9) 気がついたらシリーズも9巻目。帯によるとシリーズ累計200万部突破とか。一発ネタの読み切りがここまで成長したかと思うと感慨深い。 ちょうど解散総選挙のタイミングで鳩山ユキヲ戦が完結。狙ったものか偶然か。獅子の血族編は伏線を大量に残したままの完。次巻からは新章へ。 特装版の存在を知らずに通常版を買ってしまった。特装版の付録は不明。 2012-12-24 comic
comic 西原理恵子, できるかな ゴーゴー! 前作から実に5年ぶりの単行本。 今回も高須院長とのネタを中心にバンドに挑戦、棺桶づくりなど盛りだくさん。そんな体を張った笑いの合間にきちんと泣かせるネタを入れてくるあたりのバランス感はさすが。 2012-12-21 comic
comic 泉昌之, 食の軍師 (2) 食の軍師の続編は唐突に旅グルメマンガに。掲載誌が変わった影響か。 従来のディテールにこだわり抜く面白さは少し後ろに引っ込んでしまったが、ご当地グルメの紹介や地元客との微妙なふれあいも面白い。 2012-12-13 comic
comic 穂積, 式の前日 新人作家のデビュー短篇集。フラワーコミックスからの出版だが、少女漫画風味は控え目。 作品ごとにやや当たり外れがあり、中編のものはややたるみ気味。一方で短編は、ややベタなストーリーながら叙述トリック的な構成を上手く盛り込んでおり、見事に裏切ってくれる。 2012-11-19 comic
comic 沙村広明, ハルシオン・ランチ (2) ハルシオン・ランチの続編。深いサブカル知識を要求されるのは相変わらず。 1巻の時点で破綻気味だったストーリーが完全に破綻しているので、一読しただけでは何も理解できない。読者を選ぶ作品。 2012-11-09 comic