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石田敦子, 球場ラヴァーズ 私が野球に行く理由 (1)

暑苦しいまでのカープ愛が溢れるマンガ。無理に各登場人物のエピソードをカープに重ねなくとも、と思うが、さすがにそうでもしないとストーリーが成り立たないか。 特別付録の "野球戦隊セ・リグンジャー" が妙にマニアックで素晴らしい。コアな野球ファンでないと分からないネタが多いけど。
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谷口ジロー, 東京幻視行 谷口ジロー傑作短編集2

谷口ジローの1980年代の作品を中心に編集したもの。 この頃は自身の可能性を模索するためか、様々なジャンルに手を出していたこともあり、あまり統一感はない。ハードボイルド劇画、SF、スポーツなど、最近とはだいぶ作風が違うものも多いので、にわかファンが読むものでもない気がする。それでも、作品の所々に最近の作品の下敷きとなったと思える部分を探すのは楽しい。
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鬼頭莫宏, のりりん (3)

レースマンガの振りをしながら、UCIのレギュレーション問題や微妙な道路交通法をネタにする。レース部分はセコいといえばセコい展開なのだけれど、それを素直に楽しめるか。
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よしたに, ぼくの体はツーアウト (1)

自分と同年代の著者による自虐的ヘルスケアマンガ。 さすがにこれほど不健康な生活はしていないと思いながらも、食生活の乱れなどは他人ごとではない。
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蛇蔵(構成・漫画), 海野凪子(原作), 日本人の知らない日本語

日本語教師によるエッセイマンガ。 体系だった本ではなく細切れのエッセイなので日本語本としてみるとあまり見るところはないが、さらりと読むマンガとしては文句なし。
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久住昌之(原作), 水沢悦子(漫画), 花のズボラ飯 (2)

2巻になって登場人物も増え、ドラマが厚みを増してきた。その分、ズボラ飯というテーマがどこかへ行ってしまったような気がしないでもない。
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シバキヨ, 明日、夫が逮捕されちゃう!?

さすがにこの表題は羊頭狗肉が過ぎるのではないかと思える。 行政書士と弁護士の縄張り争いという非常に興味深いテーマを扱っているにも関わらず、表面しか触れられていないのが残念。
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荒川弘, 百姓貴族 (2)

ようやく2巻が出た。隔月刊誌で8ページ連載なので、単行本が出るのが遅い。 相変わらず安定して面白いが、自身の過去の体験を描くタイプのエッセイマンガなのでややネタの枯渇が近づいている印象。所々、企画ネタが混ざり始めたのもむべなるかな。
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佐藤大輔(原作), 伊藤悠(漫画), 皇国の守護者 (3) (4) (5)

盛り上がってきてこれからというところでまさかの完結。唐突な終わり方から打ち切りかと思われるが、これだけの作品を途中打ち切りとするのは理解に苦しむ。
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荒川弘, 銀の匙 Silver Spoon (2)

2巻でようやく物語が動き始めた。青春ストーリーと農業ネタが良いバランス。