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谷口ジロー, 遥かな町へ

谷口作品の中では少数派の原作なしのオリジナル作品。ストーリーはいわゆる使い古されたタイムスリップもので、目新しさはない。だが、昭和の空気を切り取った美しい絵にはつい引き込まれてしまう魅力がある。
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あさりよしとお, アステロイド・マイナーズ (1)

あさりよしとおの宇宙マンガ。まんがサイエンスで貯め込んだ知識をここぞとばかりに大放出。連作形式だが、どれも当たりばかり。宇宙開発にかかる膨大なコストという裏テーマが感じられ、単に荒唐無稽なSFに終わっていないあたりがさすが。おすすめ。
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芳崎せいむ, 鞄図書館(1)

あらゆる本が揃っているという鞄図書館、という設定でもう間違いなし。本好きなら是非。
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見ル野栄司, シブすぎ技術に男泣き!

どこかで見たことがあるようなマンガだと思ったら、リクナビNEXTの連載だった。連載の方向が少しブレていた様で、先端企業への現場取材、日本の発明王の伝記物、著者自身の過去の開発物、現場の職人ネタなど良く言えば盛りだくさんの内容。メカトロ系の現場の話はIT系とはまた違った意味で面白い。
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郷田マモラ, サマヨイザクラ 裁判員制度の光と闇 (上) (下)

タイムリーな裁判員マンガ。欲張って色々と詰め込みすぎている感はあるが、裁判員制度の闇という主題がしっかりしているため、一気に読めてしまう。
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安倍夜郎, 深夜食堂 (5)

今回も粒揃いだが、中でもギョーザの話が秀逸。少々ベタではあるが、それがいい。
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荒川弘, 百姓貴族 (1)

実家が北海道の農家という漫画家による農家エッセイコミック。農家の常識は社会の非常識というが、世の中には知らないことがまだまだ沢山あるのだと思い知らされる。漫画としても文句無く面白い。おすすめ。
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たかぎなおこ, マラソン1年生

マラソン入門エッセイコミック。たかぎさんの本なので、完全な初心者向きだが、これからマラソンをはじめようという人には良いかと。
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川上弘美(原作), 谷口ジロー(作画), センセイの鞄 (1)

漫画アクションで連載中の谷口ジローの新作。原作の小説は読んでいないが、完全に谷口ジローの世界に取り込まれているように感じる。第一話の居酒屋からセンセイ宅への静かな流れと細かなセリフの一つ一つに絡み取られ、一気に読み切ってしまった。おすすめ。
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大和田秀樹, ムダヅモ無き改革 (3)

今回はブッシュ親子がメイン。定期連載化で落ち着いてしまうのを懸念していたが、回想シーンのバカさなどは相変わらずでちょっと安心。オマケ漫画も多めでちょっと得した気分。