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ナゴミ, おいしそうな女になってやる!

ナゴミ・レコードのナゴミさんの単行本。食事改善によるダイエット本なのだけど、必要な分だけをバランス良く食べましょうという王道的内容で、トンデモ分はほとんど無し。元々栄養学に詳しい人や食に関心の高い人が新たな情報を得られる様な本では無いが、今まで無頓着だった人は読んでも損はない。
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城繁幸, たった1%の賃下げが99%を幸せにする

年功序列による職能給制度の批判本。富士通の人事部出身だけあって、大企業が年功序列を維持することの弊害は見事に描かれている。対策としての職務給の導入も避けられず、好むと好まざるにかかわらずに多くの企業がそちらに舵を切ることになるだろう。少子化や農村の衰退の主要因までを雇用制度に求めるのは少し飛躍しすぎていると感じるが、これは少し説明が不足しているためかもしれない。
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押切蓮介, ピコピコ少年

著者と同世代で完全にシンクロしてしまう。ゲームばっかりやっているダメ少年の自伝マンガなのだけれど、今思い返すと自分も負けないくらいダメ少年だった。
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Boichi, Boichi 作品集 HOTEL

以前読んだアンソロジーに収録されていた短編 "全てはマグロのためだった" が良かったので読んでみたのだが、少し異なる作風のものが多く、あまり好みに合わなかった。比較的好みなのは "PRESENT" あたりか。やはり私はベタなSFと馬鹿SFが好きらしい。
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青木雄二(原作), 佐藤量(作画), 桃源郷の人々 淀川河川敷のユートピア

青木雄二の後期の小説をマンガ化したもの。他の作品と比べると設定がややマンガ的に過ぎるが、ディティールの書き込みがそれを感じさせない。資本主義社会の否定など、青木雄二の思想が強く出ているのも見逃せないところ。
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茨木保, がんばれ! 猫山先生 (1)

ほのぼの医療四コマの振りをした業界暴露マンガ。著者本人が医師でもあるので、実話としか思えないようなネタもちらほらと。上辺の格好良いところだけを切り抜いたような医療マンガとは全く異なるリアルな医師の生態が素晴らしい。
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Hamiru-aqui, Aileen Chang(Translation), 70 Japanese Gestures: No Language Communication

いかにもアメリカ人ウケしそうな本。タイトル通りの内容。序盤のGeneral Gesturesは "おじぎ" や "はい、いいえ" などまだまともな内容だが、後半のChildren's Gesturesは "ぱんつーまるみえ" や "えんがちょ" 、"バリアー" など少しネタに走りすぎ。モデルのTakafumi HAMADA氏はいかにもジャパニーズ・サラリーマンといった雰囲気で、いい味を出している。
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我孫子武丸, 小説たけまる増刊号

雑誌風の装丁という遊び心はさすが我孫子武丸といったところ。内容はホラーあり、ミステリありの短編集で飽きさせない。また、さりげなく挟み込まれている "叙述トリック試論" が妙に質が高い。
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麻耶雄嵩, 螢

古典的な嵐の山荘モノのミステリ。ネタバレになるので内容は書かないが見事にやられた。大ネタの一つは読みながら違和感があったので早い段階で気付いていたが (今思えばそれも作者の意図通りだろう) 、他の大ネタは全く予想外の方向から来た。
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萌えスポ研究所(編), 萌える乙女の社会科見学

腐女子向けの都内観光ガイド。腐女子向けと言ってもいわゆる秋葉原や東池袋だけではなく、防衛省や警視庁などのややカタめのスポットもあり。そのあたりが腐女子目線でどのように見えるのかは興味深い。