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肉子, 100回お見合いしたヲタ女子の婚活記2

前作の落ち穂拾い。結婚後は客観視できるようになったせいか、前作にあったような自虐ネタは控え目で、純粋なルポマンガとして楽しめる。
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野広実由, ダンナが今日からラーメン屋 立志編

ダンナのラーメン修行をネタにしたエッセイコミック。肝心の調理の情報は少ないものの、有名店の内情を垣間見れるのは面白い。
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チャールズ・エリス(著), 鹿毛雄二(訳), チャールズ・エリスが選ぶ「投資の名言」

敗者のゲームのチャールズ・エリスの編纂する投資の名言集。もちろんパッシブ投資寄りのものが多いが、中にはダグラス・ベルモアの様にややアクティブ寄りのものも含まれているのが興味深い。
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西村賢太, 二度はゆけぬ町の地図

いつもの私小説で、特に未成年の頃の回想作品が中心。DVの描写がないせいか、他の作品よりも感情移入できるように感じる。
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中川右介, 出版社社長兼編集者兼作家の 購書術 本には買い方があった!

世の中に読書術の本は数あれど、これはちょっと目先の変わった購書術の本。購書術と言っても、一般読者がいかにお得に本を買うかやいかに稀覯本を手に入れるかではなく、出版文化を守るためにはどのような購入方法が望ましいかが出版社側の視点から語られる。紙の本を基礎に据えた現在の出版業界の形を維持することにこだわりすぎているきらいはあるが、一説としては面白い。
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榎本俊二, ムーたち (2)

ムーたちの続編。相変わらずの不条理さ。斎藤環の解説もなかなか。
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日経コンピュータ(編), 開発・改良の切り札 システム内製を極める

システム内製の事例集。内製開発を考えている企業の人間なら読む価値はあるかと思うが、成功事例ばかりで失敗事例がほとんどない点には注意が必要。
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上原浩, 純米酒を極める

日本酒界の重鎮による日本酒の啓蒙書。日本酒とは純米酒のことである、という信念が伝わってくる一冊。酒造りの視点だけではなく、酒販店の情報や利酒の方法など、消費者としても役に立つ内容も多い。
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北大路魯山人(著), 平野雅章(編), 魯山人の美食手帖

魯山人の食エッセイ。後半は陶芸の話題も少々。やや日本賛美が行き過ぎるのと名指しでの批判が引っかかるが、そこに目をつむれば食への見識はさすがと感じる。
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西村賢太, 暗渠の宿

いつも通りの私小説で、描かれる時期もどうで死ぬ身の一踊りと前後している。ここまで自分をさらけ出してしまう思い切りの良さには圧倒される。読後感はやはり最悪だけれど。