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泉昌之, 食の軍師 (4)

荒野のグルメに続いてもう一冊、久住昌之。だんだんと地方食べ歩きグルメにシフトしてきている印象。オチも力石に頼り過ぎか。
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久住昌之(作), 土山しげる(画), 荒野のグルメ (1)

野武士のグルメの次は荒野のグルメときた。久住ワールドはそろそろマンネリ感があるものの、だからこそ安心して読める。
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ロバート・D・ヘア(著), 小林宏明(訳), 診断名サイコパス 身近にひそむ異常人格者たち

心理学の専門家によるサイコパスの解説書。事例が豊富で、サイコパスと一口に言っても実際は幅広い人々が含まれていることがよく分かる。読み物としてもなかなか。
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ダン・ローム(著), 小川敏子(訳), 描いて売り込め! 超ビジュアルシンキング

少し前に流行ったビジュアルシンキングの入門書。ビジュアルシンキングと聞くとインフォグラフィックス的なプレゼンの部分を思い浮かべる方も多いかと思うが、それ以上に考え方のフレームワークとして有用。
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フランセス・アッシュクロフト(著), 矢羽野薫(訳), 人間はどこまで耐えられるのか

人間の限界というものを生理学の観点から考察した本。よくある科学ライターが書き飛ばしたような本ではなく、生理学の専門家による著作。取り上げられているテーマも、非常にプリミティブな興味を惹くものばかり。
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ナンシー関, ザ・ベリー・ベスト・オブ「ナンシー関の小耳にはさもう」100

もはや伝説とも言える週刊朝日のコラムのよりぬき版。もちろん取り上げられている芸能人は少し古いのだが、その彗眼を改めて確認できる。
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西村賢太, どうで死ぬ身の一踊り

西村賢太の小説を読むのは苦役列車に続いて2冊目。同じく私小説で、藤澤清造の全集刊行に向けて動いていた時期を切り取ったもの。著者の癇癪と家庭内暴力には私小説であることを思い起こしてうんざりするものの、それでも一気に読ませる力には凄まじいものがある。
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瀬谷ルミ子, 職業は武装解除

国連や様々なNGO/NPOで活躍されている著者の自伝。NPO/NGOと聞くだけで胡散臭さを感じる向きも多いと思うが、こちらはきちんと活動している方。本書では思想面はあまり深く触れないが、もう少し即物的な各種の団体の渡り歩き方やきっかけの作り方などは学べるところが多い。
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許成準, 超訳 孫子の兵法

孫子の兵法の解説本だが、かなり思い切った現代語訳を試みている。所々出てくる事例はややコジツケ感があるが、そこさえ目をつむれば悪くない。孫子の兵法のエッセンスはきちんと感じられる。
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ゾルゲ市蔵, 8bit年代記

各所で物議を醸している著者ではあるが、本書は比較的おとなしい部類か。ゲームの話から脱線する部分も多く、どちらかというと青春自伝マンガといった趣。