book 水野俊哉, 「ビジネス書」のトリセツ 前著の成功本50冊「勝ち抜け」案内が良かったのでこちらも。もはやビジネス書ヲタクと言っても良い著者だけあり、ビジネス書の構造分析や体系化まで到達している。ビジネス書を効率的に活用したい人はもちろん、ビジネス書を書きたいと考えている人までも読む価値がある。 2013-05-26 book
comic 筒井哲也, 予告犯 (1) 現代社会の鬱屈としたところをテーマに切り出した作品。ネットや犯罪に関する細かな描写の正確さが見事なリアリティを生んでいる。その分風化が早そうなのが心配ではあるけれど。小難しいことを抜きにして、エンターテイメントとしてみても非常に上質。おすすめ。 2013-05-25 comic
book 牧野伊三夫, 鴨井岳, 今宵も酒場部 飲み歩き系エッセイ。イイ感じの酒場を絵と文で綴る。基本的に内輪受けの内容なので、著者達のファンで無い人には面白さが伝わりにくいかもしれない。 2013-05-24 book
comic 東條さち子, 主婦でも大家さん 頭金100万円でアパートまるごと買う方法 自信のアパート投資をした経験をネタにしたエッセイコミック。リスク管理が甘いにも関わらず運良く成功した事例なので、不動産投資の参考になるかというと怪しい。しかし、曲がりなりにも成功と言って良い事例なので、マンガとして読む分には安心して楽しめる。 2013-05-23 comic
book 小島正美, こうしてニュースは造られる 情報を読み解く力 毎日新聞の編集委員が書いたリテラシー本。著者は環境や健康、食の問題を担当してきたこともあり、その方面の情報が中心。リテラシー本として見るとあまり新しい情報は無いが、マスコミ内部からこういった自己批判が出てきたことは評価できる。 2013-05-22 book
book 山崎隆, 大震災改訂版 東京のどこに住むのが安心か 震災を機にを焼き直したもの。不動産の売り手側が言いにくいことをズバズバと指摘していくのは痛快。表題では "住む" となっているが、どちらかと言うと "買う" 場合を想定した議論が中心。利便性よりも資産価値の変動に重きをおいている。改訂のきっかけとなった震災については、東京周辺のみを扱っていることもあり、原発絡みではなく軟弱地盤や水害の問題が中心。 2013-05-21 book
book Lepton, きれいなコードを書くための鉄則 コーディングルールに関するネタを中心としたプログラミング雑学本。内容はやや初心者向け。ソースコードの例も豊富なので、学習用には良いと思われる。ややjavaに偏っており、プログラミング一般というよりはjava特有の問題も含まれているので注意。 2013-05-20 book
book 丸山学, 先祖を千年、遡る 名字・戸籍・墓・家紋でわかるあなたのルーツ 静かなブームとなっている家系図作成の入門書。新書ということもあってほんのさわりだけだが、読み物としてはなかなか面白い。各種史料や現地状況の調べ方など、調査を疑似体験しているような気分になってくる。現代の戸籍調査の具体的な方法などがもう少し細かく補足されているとなお親切だったか。 2013-05-19 book
comic 石田敦子, 球場ラヴァーズ 私を野球につれてって (1) 前シリーズの世界観はそのままに主人公を変えて連載再開。相変わらず野球以外のネタを詰め込みすぎの感はあるが、それなしではただの球場エッセイコミックになりかねないので仕方がないところだろう。球場ネタとしては、ビールの売り子の視点が意外に新鮮。 2013-05-18 comic
book 岩谷誠治, 借金を返すと儲かるのか? 会計の入門書だが、非常に分かりやすく噛んで含めるように教えてくれる。類書に良くある "決算書だけ読めればいい" というスタンスではなく、一番の基礎となる簿記から逃げずに (しかも平易に) 解説している点は評価できる。 2013-05-17 book