book 茅原裕二, 佐藤さんはなぜいっぱいいるのか? 身近な疑問から解き明かす「商標」入門 弁理士による商標の話。原則論などの固い話ではなく実例から入るタイプなので読みやすい。取り上げられている実例もスターバックスとエクセルシオール、餃子の王将と大阪王将、ラーメンの大勝軒や家系など読み物としても面白いものばかりの上、一般のニュースではあまり取り上げられない商標という切り口で見ると新たな発見が多い。お勧め。 2012-05-23 book
comic 石田敦子, 球場ラヴァーズ 私が野球に行く理由 (4) ヤングキングアワーズに移籍して初の単行本。交流戦やオールスターを挟んだこともあり、訪れる球場の幅が広がってきた。やはり行きつけの球場が登場するとつい笑みがこぼれてしまう。 2012-05-22 comic
book 小松正之, これから食えなくなる魚 元水産庁官僚による水産資源の本。少々煽ったような表題だが、内容は意外と固めで、データの裏付けもしっかりしている。日本の漁業の実態を良く知っている著者だけに端々に厳しい指摘が見られるが、頷けるものが多い。 2012-05-21 book
book 上杉隆, ジャーナリズム崩壊 記者クラブを中心とした日本のマスコミ批判。テーマがテーマだけに少々愚痴っぽいのは仕方のない所。ジャーナリズム論としてみると、自身が所属していたニューヨーク・タイムズや諸外国のやり方に合わせろというばかりで、その良し悪しの議論を端折っているのは少し不親切。また、なぜその問題だらけの記者クラブの構造が今まで残っているのかや、それを再構築するにはどうするべきかの議論も足りない。 2012-05-20 book
book 水野敬也, 夢をかなえるゾウ 少し毛色の違う成功本。独自の成功法則というよりは各種の成功本を正しく活用する方法を主題に据えているので、メタ成功本とでも言うべきか。読みやすい小説仕立てなのも嬉しいところ。 2012-05-19 book
book 死に至る薬と毒の怖さを考える会, 図解中毒マニュアル 麻薬からサリン、ニコチンまで いわゆる麻薬類から毒物までの解説書。もちろん本格的な専門書などではなくアングラ風味。実際には解説部はわずかで、残りは麻薬利用経験者の事例や歴史上の毒殺例などで水増しされている。あくまで読み物。 2012-05-18 book
book 原尻淳一, 小山龍介, IDEA HACKS! 今日スグ役立つ仕事のコツと習慣 仕事を上手く進めるためのtips。あまり著者の独自性は感じられずどこかで聞いたことがあるものが多い。独立した89個のアイデアが並んでいる形で、各項も短く読みやすいので、雑誌的な感覚でパラパラとめくってみる分には悪くない。 2012-05-17 book
comic 石田敦子, 球場ラヴァーズ 私が野球に行く理由 (3) 連載が軌道に乗ってきたためか、実世界のプロ野球とリンクした内容も増えてきた。最後の急展開は何事かと思ったが、無事続刊中の様で少し安心。 2012-05-16 comic
book 多根清史, 教養としてのゲーム史 新書で "ゲーム史" というほど大層な内容が書けるのかと疑問に思いつつ読み始めたが、ブレイクアウトに始まりスーパーマリオブラザーズに至る頃までの初期のゲーム史がきちんと描かれている。この時代は、過去のゲームから踏襲されたものとハードウェアの制約が緩められるたびに投入される新たなアイディアが比較的明確で、ゲームの進化がある程度直線的であったこともあり、非常に理解しやすい。一方で、紙幅の関係もあるとは思うが、最近のゲームについてはやや掘り下げ不足。一部のシミュレーションゲームに触... 2012-05-15 book
book 小堺桂悦郎, 新版 なぜ、社長のベンツは4ドアなのか? 少し前に売れた会計本の改訂版。小ネタを拾う本と割り切れば面白いが、会計の勉強には厳しい内容。文章はかなり癖が強いので、好みが分かれるだろう。 2012-05-14 book