book 山本利夫, 即席麺サイクロペディア (1) カップ麺 2000年編 即席麺サイトの老舗中の老舗、即席ラーメンは即席ラーメンを運営する山本利夫氏の著作。蓋写真と簡単なコメントだけの構成だが、1980年代から現在までの即席麺を幅広くカバーしているのには頭が下がる。読み物として面白いかというと微妙だが、カタログ的に眺めて楽しむには申し分ない。 2012-04-07 book
comic 谷口ジロー, 東京幻視行 谷口ジロー傑作短編集2 谷口ジローの1980年代の作品を中心に編集したもの。この頃は自身の可能性を模索するためか、様々なジャンルに手を出していたこともあり、あまり統一感はない。ハードボイルド劇画、SF、スポーツなど、最近とはだいぶ作風が違うものも多いので、にわかファンが読むものでもない気がする。それでも、作品の所々に最近の作品の下敷きとなったと思える部分を探すのは楽しい。 2012-04-06 comic
book 日垣隆, 岡本吏郎, 楽しく稼ぐ本 コンサルタントと作家の経営に関する対談をまとめたもの。所々お話としては面白いところもあるが、話者の体験を一般化して断定的に語っている部分が多いので話半分に。また、全編を通して話者が自身の成功例だけを上から目線で語る調子なので、その種の語り口が嫌いな人は手を出さないほうが良い。 2012-04-05 book
book 笠虎崇, サラ金全滅 過払い金バブル狂乱 2010年6月の貸金業法改正にまつわるドキュメンタリー。状況証拠を積み重ねているだけに過ぎないが、過払い金返還請求やグレーゾーン金利撤廃といった一連の施策が、増えすぎた弁護士や経営の苦しい銀行を救済するためのものであるという指摘はおそらく正しいのだろう。アイフル出身の著者の考えるサラ金のあるべき姿は、やや懐古主義的に感じられるものの、一聴の価値がある。対面審査、対面融資、対面返済を条件に高金利を認めることで、多重債務者へのカウンセリング機能を持たせるという考え方は興味深い。 2012-04-04 book
book 湯浅誠, 日向咲嗣, 吉田猫次郎, 春日部蒼, 李尚昭, しんぐるまざあず・ふぉーらむ, 働けません。「働けません。」6つの “奥の手” 追い込まれて生活に困窮した際の対処方法をまとめた本。生活保護の受け方、失業保険の貰い方、住宅ローンの処理方法、法律補助の受け方、生活福祉資金の借り方など、いずれも教科書的な知識ではなく極めて実践的な内容。いざという時もいくらでも対処方針があると知っておくことは精神衛生上、非常に良い。この種の方法は広まるにつれ対策が打たれるものも多そうだが、考え方の肝となる部分は古くならない。 2012-04-03 book
book 大津由紀雄, 鳥飼玖美子, 小学校でなぜ英語? 学校英語教育を考える 当時導入の議論の真っ最中であった小学校への英語教育導入について、懐疑的な立場から。小学校への英語教育導入の根拠とされている「早く始めるほどよい」が幻想であるという議論に始まり、そもそも真のコミュニケーション能力とは何か、学校英語教育が何を目指すべきなのかまでを検討する。小冊子なので踏み込んだ議論はできていないが、その要旨は十分に納得できる。良書。 2012-04-02 book
book 内藤忍, こんな時代を生き抜くためのウラ「お金学」講義 いわゆる普通のマネーリテラシ本。既にこの手の類書を複数読んでいる人が新たに得られる情報はあまりないが、トンデモ度は低いので一冊目としてはおすすめ。 2012-03-31 book
book 西村賢太, 苦役列車 芥川賞フィーバーが去ったので読んでみる。怠惰とその結果としての孤独や窮乏を嫌というほど見せつけられるだけの作品なのだが、自身もそこから紙一重であることに気づくと陰鬱とした気分になってくる。 2012-03-27 book
comic 鬼頭莫宏, のりりん (3) レースマンガの振りをしながら、UCIのレギュレーション問題や微妙な道路交通法をネタにする。レース部分はセコいといえばセコい展開なのだけれど、それを素直に楽しめるか。 2012-03-25 comic
product exolife bumper 愛用しているEXOGEAR製exolifeの外枠が遂に壊れた。元々、音量ボタン付近が大きく開口しており、それに応じてパーツが細くなっているので、壊れるべくして壊れたという印象。このパーツが無いと本体とカバーを固定できず実用に耐えないので仕方なく補修部品を探し始めると、外枠単体でexolife bumperの名称で販売されているのを発見した。穿った見方をすると、皆同じ所を壊すので単体で販売されることになったのかもしれない。カラー展開は、オリジナルのexolifeに付属しているも... 2012-03-23 product