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子安大輔, ラー油とハイボール 時代の空気は「食」でつかむ

外食系コンサル本。 事例分析が中心なのは良いのだが、分析が後付け的なものばかり。さらりと目を通す読み物としては及第点。
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諫山創, 進撃の巨人 (1)

たまには話題の作品も。 秀逸な設定と所々にある印象的な描写を見ると、評判となる理由は良くわかる。画力はやや難があるが、これから上達しそうな雰囲気は感じる。間違いなく最後まで読ませる力は持っている。 インパクト優先で設定を作り色々と風呂敷を広げすぎている感があるため、最後が尻切れに終わらないかが心配ではある。
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湯浅ヒトシ, けずり武士 (1)

大江戸活劇のフリをしたグルメマンガ。 現代基準で見ると素朴な料理ばかりだが、どれもこれも実に食欲をそそるものばかり。 活劇の方はベタなストーリーではあるが水準以上。
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本棚購入

引越をして少し部屋が広くなったので、本棚を追加した。 自作も考えたが、安くあがるものでもなく労力を考えるとあまり割に合わないので、既製品に。品質の割には比較的安価に見えた白井産業のスロフィーを注文した。 値段の割には品質はそこそこ。材質はプリント紙化粧繊維板だが、値段を考えれば仕方ない幅木カットが無いので注意が必要奥行き210mm (内寸190mm) の薄型を選べるのが嬉しい高さ1800mmの棚に上置き棚を乗せて天井で突っ張る形にできる"すべての棚が3cm間隔で移動できるので...
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久住昌之, 食い意地クン

久住さんお得意の食エッセイ。新味はないが、安定した面白さ。 今回は泉晴紀さんではなく本人自ら (おならブー太名義で) 挿し絵や装丁も手がけているが、これもヘタウマ系でなかなか。
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西口敦, 普通のダンナがなぜ見つからない?

著者はコンサル出身で、現在はオーネットのマーケティング部長を務めている方。 女性対象の本だが、男性が読んでも面白い。数値やデータはどこからか拾い集めたものが中心で見たことがあるものも多いが、全体的に読み物としては悪くない。
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アーロンチェアとゴムキャスター

8年半ほど前に購入してからずっと愛用してきたアーロンチェアを父親にとられた (もう少し正確に書くと、しばらく海外に行っている間に実家に預けていたらものすごく気に入られていたので献上した) ので、新調することにした。 この8年半の間にランバーサポートがポスチャーフィットに変わったが、その他の大きな変更はなし。アームの高さ調節がダイヤル式からレバー式に変更されたりといったマイナーな改善はあるが、大きく手を入れるところがないのは、その完成度の高さ故か。 しかしながら、日本のフローリ...
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鬼頭莫宏, のりりん (1)

自転車布教マンガ。 感情移入できないタイプの主人公なのがやや難だが、自転車視点と自動車視点の双方を取り込んでいるのは面白い。
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ASIOS, 奥菜秀次, 水野俊平, 検証 陰謀論はどこまで真実か パーセントで判定

前作までの超常現象から少し切り口を変えて陰謀論という目の付け所は良いのだが、取り上げられているネタが否定しやすそうなものだけに偏っているのが残念。信憑性をパーセントで示すというせっかく試みも、信憑性が低すぎるネタばかり選んでいるせいで全く機能していない。
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谷口ジロー, ふらり。

伊能忠敬 (と思しき人物) を主役に据えた作品。 帯を見て、散歩ものの舞台を置き換えただけかと思いきや、これがなかなか。江戸の風俗をさりげなく取り入れているのに加え、人間以外の視点を持ち込むなど実験的な要素も面白い。