review

book

中野京子, 怖い絵3

このシリーズもついに完結編。シリーズを通じて、絵画の見方が学べたのは有意義だった。現代芸術はともかくとして、近代以前の絵画はきちんと時代背景を学ばないとその本当の怖さは分からない。
movie

トイ・ストーリー3

トイ・ストーリー3。ここのところ映画を観に行く時間がなかったのだけれど、これだけは見逃せないと思い、仕事後にユナイテッド・シネマ ウニクス南古谷のレイトショーへ。もちろん3D上映。前作の公開からは既に実時間で10年以上が経過しているが、その時間経過を見事に生かした脚本に恥ずかしながら涙してしまう。この種のテーマにはやはり弱い。そんな感傷的になってしまう部分だけではなく、きちんとエンターテイメントしているのもさすがアメリカ映画。3Dを生かした画作りも実に爽快。誰にでも間違いなく...
book

五代目 柳家つばめ, 落語の世界

落語界の内情を綴った本なのだけれど、それをもってちょっと寄席でも観に行こうかという気にさせてくれるのはお見事。これも柳家つばめ師匠の落語への愛のなせる業か。
game

Magic: The Gathering – Duels of the Planeswalkers

Magic: The Gathering - Duels of the Planeswalkers時々思い出したかの様に発売されるコンピュータゲーム版のM:tG。Xbox 360版もあるが、今回試したのはWindows版。もちろん日本語版は出る気配がないDirectX 9.0c以降が必要だが、入れ忘れていると起動せずに何も警告が出ないので注意。また、少々起動が重めか基本的にMagic 2010ベースの内容マナの先出しが出来ず、かつタップする土地を選べない。おそらく初心者にマナ...
book

松村劭, 14歳からの戦争学

14歳向けかというと微妙だが、内容はまとも。平和を望むならば、ただ戦争反対と叫ぶのではなく戦争を学ぶ必要があるという考え方はもっと理解されても良いと思う。なお、購入の際はタイトルが似通っていると間違えないように注意。
book

入江敦彦, イケズの構造

私のような関東人は絶対に京都に住めないと確信できる本。読み物としてもなかなか。
book

福地誠(著), 桐島いつみ(漫画), ネット麻雀・ロジカル戦術入門

ロジカルと言うほどロジカルでもないが、それでも麻雀戦術本としてはマシな部類。本書で述べられているのは天鳳の強者達に近い戦術だとは思うが、その数値的な裏付けが甘い。たまに "誰かがコンピュータでプログラムを組んで検証してくれて、こちらの方が有利と出ました" という他力本願なものがあるが、具体的な数値は全く出てこないのでツッコミの入れようもない。桐島いつみの漫画はダジャレのみ。の頃のようなキレはもうないのか。
book

アントニオ猪木, 猪木詩集「馬鹿になれ」

実は元気が出ないときに繰り返し読んでいる一冊。詩において表現技法云々はあくまで脇役であることを思い知らせてくれる素直で力強い詩の数々。写真と合わせて、猪木の格好良さがどこまでも伝わってくる。猪木信者ではなくとも一度読んで欲しい。
book

若原正己, 黒人はなぜ足が速いのか 「走る遺伝子」の謎

大丈夫なのかこのタイトル、と思ったが内容は意外と科学的。人種間の運動能力の差についてはオリンピックの結果を軽くまとめただけで流して、遺伝子の細かい話が本題。妙に細部に踏み込む割には、すっきりと納得できる内容があまり多くない。
comic

杜康潤, 坊主DAYS

寺エッセイマンガ。この手のエッセイマンガのデフォルトである腐女子風味さえ我慢できれば悪くない。