book 瀧野隆浩, 自衛隊指揮官 著者は防大卒の新聞記者。やや感情的になりすぎている箇所も見られるが、そのコネを生かして伝える自衛隊指揮官の生々しい声は読む価値が十分にある。 2010-08-26 book
book 玉村豊男, 世界の野菜を旅する 野菜の歴史書でもあり、エッセイでもあり、旅行記でもある不思議な本。著者の教養がそこかしこから滲み出ており、とにかく知的興味をかき立てられる。 2010-08-23 book
comic 亜樹直(作), オキモト・シュウ(画), 神の雫 ワイン蘊蓄マンガ。とりあえず知人からいただいた10巻までをまとめ読み。ワインの入門書としては良いかも知れないが、マンガとしてはストーリーのご都合のためだけの各種設定がアレすぎて登場人物に感情移入できる余地がない。ワインの表現もややクドい。 2010-08-19 comic
book 水島弘史, 今日からおいしくなる洋食のシンプルルール いわゆる普通の料理本と一線を画しているのは、ただのレシピブックではなく全ての料理の共通する基礎をきっちりと押さえているところ。扱っているのは、火加減、塩加減、切り方の3つの基礎的なルールだけだが、今までその基礎がいかに出来ていなかったかを思い知らされた。自己流でそこそこ料理ができていると思っている人にこそぜひ一度読んで欲しい。 2010-08-17 book
book 野中柊, きらめくジャンクフード キャッチーなタイトルの本をもらったので読んでみたが、中身がスカスカだった。食の専門家ではない様なので、身の回りの体験談ばかりになるのは仕方ないとは思うが、それでいてエッセイとしてちっとも面白くないのはどういうことか。 2010-08-14 book
book 谷岡一郎, はじめての刑法入門 著者買いだが、他の著書に比べると少々キレがないか。雑多に盛り込みすぎで、散漫な印象。この著者ならば、賭博罪あたりに絞って一冊書いてしまった方が魅力的だったのではないか。 2010-08-13 book
book 中野京子, 怖い絵3 このシリーズもついに完結編。シリーズを通じて、絵画の見方が学べたのは有意義だった。現代芸術はともかくとして、近代以前の絵画はきちんと時代背景を学ばないとその本当の怖さは分からない。 2010-08-12 book