review

comic

大和田秀樹, ムダヅモ無き改革 (3)

今回はブッシュ親子がメイン。定期連載化で落ち着いてしまうのを懸念していたが、回想シーンのバカさなどは相変わらずでちょっと安心。 オマケ漫画も多めでちょっと得した気分。
book

村上春樹, もし僕らのことばがウィスキーであったなら

お酒も弱くウィスキーのことは何もわからないけれど、こういった粋な旅には素直に憧れる。 陽子夫人による写真も実にいい。
book

北尾トロ, ぼくはオンライン古本屋のおやじさん

オンライン古本屋・杉並北尾堂の運営記。 の文庫版なので、インターネット関連の記述はさすがに古すぎて実用には厳しい。また、ある意味ユルさを売りにしたビジネスの立ち上げ方なので、昨今のちょっと世知辛い古本流通の世界では、同じ様な趣味的な古本屋を立ち上げるのは難しいだろうと感じる。 読み物としては楽しめる。
comic

竿尾悟, コンビニDMZ (1) (2)

そのタイトル通り、DMZ (DeMilitarized Zone) にあるコンビニを舞台にしたコミック。 まあ、言ってしまえば馬鹿マンガなのだけれど、軍事ネタが無駄に質が高くツボに入る。
book

海老原嗣生, 学歴の耐えられない軽さ やばくないか、その大学、その会社、その常識

雇用の常識「本当に見えるウソ」に続いて、今度はキャリアにまつわる俗説を見事に斬ってくれた。 今作は前著よりももう少しミクロに寄った内容で、個別事例や労働者視点でのキャリアプランにも触れられている。その中でも、「就社より就職」という最近一部でまことしやかに語られている俗説に流されることのない、日本の総合職の仕組みを上手く利用する就社の提案は、それなりにサラリーマン経験を積んだ今でこそ頷ける。就職活動中の学生などにもぜひ読んでもらいたい。
comic

安倍夜郎, 深夜食堂 (3) (4)

そろそろ安定期に入ってきて、地味に面白い。 あざといくらいイイ話も多いがそれがいい。
comic

鈴木みき, 悩んだときは山に行け! 女子のための登山入門

先日に続いてもう一冊登山エッセイコミックを。 こちらはもうちょっと登山経験のある方で、実用的なノウハウも多め。
book

高田高史, 図書館のプロが伝える調査のツボ

図書館のレファレンスサービス事例集をストーリー仕立てで。 今では調べものをするときもネット検索だけで済ませてしまうことも多いが、もっと広く深く探し、より信頼できる情報源に到達するするためのノウハウが詰まっている。
comic

トリバタケハルノブ, トーキョー無職日記

ダメ人間の上京生活マンガ。半分くらいノンフィクションか。 やらなきゃいけないと思いながらも、動けずに悶々とする様子には共感できる。
book

佐藤雅彦, 毎月新聞

毎日新聞で連載していた新聞内新聞をまとめたもの。 目の付け所の良いコラムに加えて、3コマ漫画のケロパキがいい味。