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安倍夜郎, 深夜食堂 (3) (4)

そろそろ安定期に入ってきて、地味に面白い。あざといくらいイイ話も多いがそれがいい。
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鈴木みき, 悩んだときは山に行け! 女子のための登山入門

先日に続いてもう一冊登山エッセイコミックを。こちらはもうちょっと登山経験のある方で、実用的なノウハウも多め。
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高田高史, 図書館のプロが伝える調査のツボ

図書館のレファレンスサービス事例集をストーリー仕立てで。今では調べものをするときもネット検索だけで済ませてしまうことも多いが、もっと広く深く探し、より信頼できる情報源に到達するするためのノウハウが詰まっている。
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トリバタケハルノブ, トーキョー無職日記

ダメ人間の上京生活マンガ。半分くらいノンフィクションか。やらなきゃいけないと思いながらも、動けずに悶々とする様子には共感できる。
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佐藤雅彦, 毎月新聞

毎日新聞で連載していた新聞内新聞をまとめたもの。目の付け所の良いコラムに加えて、3コマ漫画のケロパキがいい味。
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鈴木ともこ, 山登りはじめました めざせ! 富士山編

楽しい! 美味しい! 癒される! という軽めのノリの登山エッセイコミック。この本の情報だけを頼りに登山を始めるのは少々危険だとは思うが、登山の楽しさを伝える役割としては十分。表紙は女子向けに見えるが、男性にももちろん楽しめる。
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森川方達, 帝国ニッポン標語集 戦時国策スローガン・全記録

戦時中のスローガン4237句をまとめただけの本なのだが、下手な歴史書よりも、その時代のムードがよく伝わってくる。
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長嶋有, 猛スピードで母は

芥川賞も受賞した表題作の "猛スピードで母は" と、映画化もされた "サイドカーに犬" の二本立て。どちらも何か大事件が描かれるわけではないけれど、ちりばめられた細かな表現が好み。
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たけだみりこ, キッチンの穴 マンガお料理事件簿

ユルい感じの食エッセイコミック。料理をする人もしないひともお気楽に楽しめる。所々にあるお手軽レシピもいい感じ。
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安田敏朗, 国語審議会 迷走の60年

国語審議会の歴史を追ってみると時流に流された "迷走" としか言えないものであった。効率を重視する "現在派" と歴史や文化を重視する "歴史派" との対立が迷走の大きな要因であるものの、そのバランスが世間の空気や政治的な意図によって大きく揺れ動いてきた様子がよく分かる。