ポーポー・ポロダクション, デザインを科学する 人はなぜその色や形に惹かれるのか?
デザインの入門書なのだが、科学的な裏付けをしようと試みている点で、よくあるどこかのデザイナーが雰囲気だけで色のイメージを語るような本とは一線を画している。 序盤には人間の色覚や認知の仕組みが一通り。後半のデザインとイメージの関係の調査においては、デザインの物理特性と言語イメージの関係が定量的に評価されているのが特徴的。 何となくデザインには興味があるが、叙情的な文章ばかりのデザイン本を読むのはちょっと、という方にはおすすめできる。