book 米本和広, カルトの子 心を盗まれた家族 カルトの二世達を追ったドキュメンタリー。ここで取り上げられるのは、オウム真理教、エホバの証人、統一教会、幸福会ヤマギシ会の4例。事例集としては非常に興味深いが、意識してかせずか基本的にアンチ・カルト側からの視点のみなのが少し残念。カルト側の取材が難しいのは理解できるが、向こうの言い分との対比にもう少し踏み込んで欲しかった。 2009-06-13 book
book 安藤健二, 封印作品の謎2 封印作品の謎の続編。前作は差別表現により封印されている作品が主だったが、今回はそもそもなぜ封印されているかがわからない作品達を扱う。対象となるのは、キャンディ・キャンディ、ジャングル黒べえ、オバケのQ太郎、サンダーマスクの4本。封印されている原因が、主に著作権がらみのビジネス上のもめ事や関係者間の対立であるのを見ると何ともやりきれない気持ちになってくる。前作同様、真相にたどり着けない残念な部分はあるが、それを除けば良い出来。 2009-06-08 book
book 片桐頼継, レオナルド・ダ・ヴィンチという神話 "万能の天才" として語られ、もはや神話化された様な扱いをされることもあるレオナルド・ダ・ヴィンチの実体を追った本。レオナルドが非凡なクリエイターであったことは間違いないものの、科学・工学への貢献や先見性については多くの疑問が残るのも事実だろう。 2009-06-03 book
book 佐々木正悟, 堀 E. 正岳, 楽しく、ラクに、シンプルに! 英語ハックス あまり体系的にまとまった本ではないが、沢山のtipsが詰まった本なので、一つくらいは使えそうなネタが拾えるはず。とりあえずsmart.fm (本書中ではiKnow!という名前で紹介されているが、2009年3月からサイト名が変更されている) あたりからはじめてみよう。 2009-05-28 book
book 海老原嗣生, 雇用の常識「本当に見えるウソ」 よく世間で語られる雇用に関する俗説を見事に打ち砕いてくれる本。終身雇用の崩壊、正社員の減少と派遣社員への置き換えといった巷で良く語られる論説がいかに怪しいものかがよくわかる。統計のインチキの見抜き方を学びたい向きにもおすすめできる。 2009-05-26 book
book 別冊宝島編集部(編), 食品のカラクリ 別冊宝島編集部(編) となっているが、奥付を見ると実質的な著者は郡司和夫だった。見事なトンデモっぷりで、実在するのかも不明な加工食品メーカの社員の談話や全く裏をとっていない思い込みだけをもとにこれだけ叩けるというのはある意味感心する。 2009-05-24 book
book 川島博之, 「食糧危機」をあおってはいけない 巷で良く騒がれる食糧危機説の実体を一つ一つ解きほぐしてくれる。「BRICsが世界の穀物を食らいつくす」、「買い負けで魚が手に入らなくなる」、「食料生産は限界に達している」などなど、よく語られる内容のほとんどが、過去にも定期的にブームとなっている (そして予測が大外れしている) 各種の食料危機説と同様に根拠のない煽りだということがよくわかる。また、食料危機説に反論するだけでなく、それらが生まれる背景についても触れているのが面白い。特に、なぜ日本でだけ食糧危機が叫ばれるのかについ... 2009-05-21 book
book 打田鍈一, 埼玉県の山 先日の道志村トレイルレース途中リタイヤの悔しさを忘れないうちに本格的な山岳練習をはじめようと購入。探してみると、今まであまり視野に入れていなかった秩父方面もトレイルランの練習ができそうな場所がありそう。 2009-05-20 book