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ベースボーロジー 1

ベースボーロジーは野球文化學會の刊行している論文集。まずは1999年に発行された第1号を読んでみた。 著者は比較的年輩の筋金入りの方が多く、"あの頃の「阪急ブレーブス」" や "外来語受容形態としての明治野球用語解説" 、 "「紀元ハ、二千六百年」下の日本職業野球聯盟" など、懐古系のコンテンツに力が入っている。このあたりはなかなか商業出版にのらないところなので嬉しいところ。 また、セイバーメトリクス的コンテンツとして、"野球における統計的解析" もある。こちらは野球でよく言...
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黒田硫黄, 茄子 (1) (2)

茄子 (だけ) を共通のテーマにした短編集。 映画化もされた "茄子 アンダルシアの夏" しか知らなかったが、他にも読み直したくなる作品が多い。特に、高間や高橋が登場する作品群はどうということのないお話なのだが、それが良い。
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安倍夜郎, 深夜食堂 (1) (2)

ビッグコミックオリジナルの連載が単行本になっていた。 深夜にしか営業しない小さな食堂を舞台に、どうということのない食べ物を巡るストーリーが描かれる。何というか、人情モノ的なお話も多く、それが少々あざとく感じるところもあるが、それでもいいものはいい。
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加藤ジェームズ, いつのまにか変わってる地理・歴史の教科書 あなたの知識はもう役にたたない

歴史や地理などの知識は一度義務教育を終えてしまうとなかなかアップデートする機会がなく、子供がいる家庭以外では最新の教科書に触れることすらないのが普通だろう。 そんな知識を世代別にまとめてある本。新たな発見による変更もあれば、政治的な理由と思われる変更もあり、様々な要因で教科書が変化し続けている様子が見て取れる。
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櫻井寛(監修), はやせ淳(作画), 駅弁ひとり旅 1

鉄道&駅弁マンガ。 私のようなライトな鉄道ファンにも十分に楽しめる内容。ストーリーはあるようなないようなといったものだが、次々とこれでもかと出される駅弁の魅力がたまらない。
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ロバート・クーヴァー(著), 越川芳明(訳), ユニヴァーサル野球協会

学生時代に読んで衝撃を受けた色川武大の "ひとり博打" (に収録) 。その野球版とも言える本作の存在を知ったのは数年前だが、既に絶版となっていたこともあり、読む本リストに積まれたままの状態となっていた。しかしながら読み終えた今、それが大失敗だったことに気づく。もっと早く読むべきだった。 サイコロとチャート (一覧表) を使って架空の野球リーグを運営するという魅力的な遊びは、子供の頃に誰でも一度は試みたことがあるだろう (もちろん、私もやったことがある) 。そういった遊びに惹か...
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宮下あきら, 民明書房大全

民明書房、と聞いて何かわかる人には説明不要であろう。 装丁やカラーページの悪ノリっぷりが実に素晴らしい。
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松岡大悟(執筆), 横見浩彦(監修), 鉄道の達人

いわゆる小ネタを集めた鉄道雑学本。 鉄道マニアには常識的なことも多そうだが、私のような素人が移動中に読む分には十分に楽しめる。
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本田有明, ミミ&リリ 哲学の冒険

小説仕立ての哲学ガイド。 ガイドと言っても、特にまとめられた結論があるわけではなく、とりあえず哲学について考えるきっかけをつくるための本。巻末の哲学書案内がちょっと嬉しい。 色々と投げっぱなしのストーリーなので、小説としてはちょっとアレ。
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高橋久仁子, 「食べもの神話」の落とし穴 巷にはびこるフードファディズム

「食べもの情報」ウソ・ホントの続編的内容。相変わらず淡々とした語り口なので読んで楽しくはないが、内容はまとも。 特定のフードファイディズムに陥ることなく、普通のバランスの良い食事をとることの重要性が繰り返し述べられている。また巻末には、その普通の食事の献立例もあり。 実際の商品や広告を批判している箇所で、少し調べれば特定できる内容なのにもかかわらず商品名を伏せていたりするのが謎。