book 根本敬, 湯浅学, 船橋英雄, 豪定本 ザ・ディープ・コリア 1994年刊のに、日韓ワールドカップを控えた2002年頃の韓国に関する記事を加えたもの。579ページのボリュームは読み応え充分。 定本ディープ・コリアの部分が圧倒的に面白い。ケンチャナヨ (気にすんな) 精神を体現したレイアウトはさすがにアレだが、当時の韓国の空気が嫌というほど伝わってくる。 2008-05-18 book
book 小室直樹, 経済学をめぐる巨匠たち 経 Keiに連載していた "経済思想ゼミナール" をまとめたもの。 ロック、スミス、リカード、ケインズといった経済学の巨人達の業績を追うことで、経済学の大きな流れをつかむことが出来る。本書では、経済学の世界を古典派とケインズ派の対立とみなし、さらにその差はセイの法則が成立するか否かであると看破している。 いつも軽快な、それでいて本質をズバリとつく小室先生の語り口も健在。おすすめ。 2008-05-11 book
book R.H.R.アンホルト(著), 鈴木炎(訳), I.S.リー(訳), 理系のための口頭発表術 近頃は何かと口頭発表をする機会が増えているので読んでみる。 単純なパワーポイントの作り方にとどまらず、服装から壇上での技術まで一通りのことが押さえられている。 タイトルには "理系のための" とあるが、あまり理系依存とは感じられない。各所に出てくる例題が生物学のものであるくらいか。これが素人にはややわかりにくいのが難か。 2008-05-10 book
book 谷岡一郎, 図解 ツキの法則 基本的にはの内容をベースにしており、新しい情報はほとんどない。 しかしながら、元が良書な上に多くの図版が加わったことではるかに読みやすくなっているため、これから初めて読む方はこちらの方がおすすめ。 2008-05-09 book
book 北沢慶, グループSNE, ソード・ワールド2.0 ルールブック I 今時 "2.0" という名前もいかがなものかと思うが買ってみる。 旧作は1989年の発売なので、実に19年ぶりの大幅改定。システムだけでなく世界観も大きく変更しており、その意気込みが伺える。 文庫での発売は嬉しいが、近所の大型書店に富士見ドラゴンブック自体がほとんど置かれておらず見つけるのに苦労する。富士見ファンタジア文庫は一山あるのに横書きになったのは地味に嬉しい装丁も挿し絵も今風のアニメ調になってしまったのが寂しい安田均、水野良、清松みゆきはスーパーバイザーの位置に下がり... 2008-05-07 book
book 谷岡一郎, SFはこれを読め! 久しぶりに見た谷岡先生の新刊は予想外のSFガイド。 おそらく仕事ではなく趣味で書いている本と思われ、SFへの熱い思いがダイレクトに伝わってくる。横山えいじ先生の挿し絵も嬉しい。 2008-05-05 book
book 杉山茂樹, 4-2-3-1 サッカーを戦術から理解する サッカーの布陣の解説書。 いくつかの個別事例を主観的にかつ上から目線で取り上げているだけで、客観的な統計データや数値は一切ないので、著者の主張に都合の良い事例だけを選んで抜き出している様にしか見えない。 2008-04-27 book
comic 久住昌之, 谷口ジロー, 孤独のグルメ【新装版】 も持っているが、やっぱり買う。 特に書き下ろしがあるわけでもなく (先日SPA!に掲載された特別編はちゃんと収録されている) 、新たに加わったのは鼎談くらい。それでも、谷口ジローの絵を大判で楽しめるのはやはり嬉しい。 2008-04-25 comic
book アントニイ・バークリー, 高橋泰邦(訳), 毒入りチョコレート事件 たまには古典ミステリでも読んでみる。 少々訳が古いので読みにくいところはあるが、内容は文句なし。一つの事件に対して6人が各様の推理を見せる構成が見事。 2008-04-22 book
book 山田邦紀, 明治時代の人生相談 100年前の日本人は何を悩んでいたか 明治時代の新聞や雑誌の人生相談欄を抜き出したもの。あまり堅苦しくなく、また著者のコメントや注記も適切で、サクサク読める。 当時の風俗が感じられる相談をうまく拾っており、実に興味深い。 2008-04-20 book