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book

川村卓, 中村計, 徹底データ分析 甲子園戦法 セオリーのウソとホント

最近は野球を統計的に処理する手法がいろいろと検討されているが、これは高校野球を対象とした本。高校野球の分析をまとめた本は少ないのでその点は評価できるが、分析はかなりお粗末。 バントや盗塁の有効性を検証する際に、セイバーメトリクスで重視される得点期待値ではなく、なぜか得点率を使用している。理由は不明。また、強攻策との比較の際にバントや盗塁のみ成功時のデータを抜き出しているところがあるが、成功率と、成功・失敗それぞれの結果を総合的に捉えないと意味がない本書で示される得点確率表はお...
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ショートニーラップ

この冬に入ってから本格的に走り込みを再開した。ここ数年は膝の調子が思わしくなく自転車に逃げていたが、そろそろ調子が上向いてきたので。 とはいえ、年末年始あたりに少し厳しめの練習をしたらやはり膝に違和感を感じるので、少し本格的なサポーターを使うことにする。今までは保温用のシンプルなものを使っていたが、これはもう少しスポーツ用のもの。 圧迫力を調整できるのが嬉しいネオプレンゴム製なので仕方ないが、若干蒸れる膝裏が少々厚めなので、屈伸が必要な種目には厳しいかもしれない。ジョギングな...
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勝間和代, 決算書の暗号を解け! ダメ株を見破る投資のルール

恥ずかしながら、今まで株式投資をしていたものの、財務諸表の読み方が全くわからなかった。主にインデックスに投資していたため、あまり困ることはなかったのだが、さすがに少しは勉強しようと手に取った。 本書は決算書、特に損益計算書が企業の都合で (合法的な範囲であっても) どれだけ操作可能かを見せつけてくれる。また、キャッシュフローを合わせて見ることで、その操作を見抜く方法も。 この手の本にしてはかなりわかりやすく噛み砕いてある方だとは思うが、それでもやはり自分の様な素人には引っかか...
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SPA! 1月15日号

人生で初めてSPA!を買った。 もちろんお目当てはこれ。
game

天鳳

しばらく東風荘ともご無沙汰していたが、久しぶりにネット麻雀で遊んでみる。さすがに東風荘という時代でもなさそうなので、最近評判の天鳳を試してみる。 さすがに今時のソフトなので、グラフィックは東風荘とは比べるべくもない東風荘の大きな問題の一つであった鳴きが可能な際に動作が一瞬止まる問題について、一応の対策がしてある。ランダムに待ち時間を入れるだけだが、それなりに効果はありそう今風の喰い断アリ、赤アリの普通のルールで遊べるのは嬉しい牌符を残すのに色々制限があり、また分析ツールも出そ...
book

田中優, A SEED JAPANエコ貯金プロジェクト, おカネで世界を変える30の方法

A SEED JAPANのメンバーが社会的責任投資を紹介する本。彼らのようなNGO/NPOの考え方を知るためには良い本だと思う。しかしながら、本当に彼らの言う仕組みを実現した際にどれだけ負の効果が出てくるのかの踏み込みが浅く、良い面だけが取り上げられている様に見える。
book

ファミ通DC編集部, セガ・コンシューマー・ヒストリー

SG-1000からドリームキャストまでの、セガの家庭用ゲーム機器をまとめたもの。 中の人のインタビューも多く、当時の時代背景や、セガの社風も伺える。
book

村上春樹, 走ることについて語るときに僕の語ること

すごく久しぶりに村上春樹の本を読んだ。 「ダンス・ダンス・ダンス」を執筆する頃から走り続けているランナーであることはファンの間では有名だと思うが、その走ることにフォーカスした書き下ろしのメモワール。走ることが、小説にどのような影響を与えてきたのかが垣間見える。
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ダニエル・タメット, 古屋美登里(訳), ぼくには数字が風景に見える

サヴァン症候群の著者の自伝的内容。内容があまり起伏がなく淡々と綴られるため (これもアスペルガー症候群の症状に関係しているのかもしれない) 、退屈な箇所もあるが、彼らの考え方を知る上では非常に重要な書籍。 著者を被験者とした脳の研究も進んでいるようなので、その成果は是非また読んでみたい。
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勝間和代, お金は銀行に預けるな 金融リテラシーの基本と実践

金融リテラシーの入門本としては比較的まともな内容。ただし、アクティブ型の投資信託を推奨しているような箇所はちょっと疑問ではある。 最終章に、社会責任投資を持ってきたのは興味深いところ。むしろこのあたりを掘り下げた方が類書との差別化ができたのではないかと思える。