book 友野典男, 行動経済学 経済は「感情」で動いている いわゆる行動経済学の入門書。この分野の一冊目として読むのには良いと思う。行動経済学の基本となるプロスペクト理論の解説が分かりやすい。特に価値関数や確率加重関数の実例は興味深い。人がギャンブルにハマる心理なども、これらの関数に大いに関係しているのだろう。 2006-08-03 book
product brother HL-2040 自宅では長らくプリンタなしのペーパーレス生活を気取っていたが、自宅で仕事をすることが増えてくるとなかなかそうもいかない。そこでやむをえずbrother HL-2040を購入した。ヨドバシ・ドット・コムで17,600円 (14%還元、送料無料) 。テキストの印刷が中心で、カラーはほとんど使う予定がないので、家庭向けのレーザープリンタを選んだ。家庭向けレーザープリンタは、インクジェットに比べて市場が小さい上に、自宅の設置スペースの制限もあり、実質的にHL-2040しか選択肢がなか... 2006-07-29 product
book マッコイ斉藤(監修), ピエール瀧(解説), ポエム番長 本物の元ヤクザ・ギャング・暴走族の方々にインタビューし、ポエムを書いてもらうという企画。しかもツッコミを入れるのはピエール瀧。素晴らしい。関係ないけど、帯の推薦文に今話題のあの人が。 2006-07-27 book
book 烏賀陽正弘(著), 二宮清純(監修), 超常識のメジャーリーグ論 メジャーリーグ "論" というタイトルだが、メジャーリーグを論じているわけではなく、小ネタや蘊蓄を集めた本。読み物としては上々。 2006-07-23 book
book 山崎元, 「投資バカ」につける薬 巷で良く聞かれるセールストークの数々に対し、一つずつ問いかけをする構成となっている。さすがに今時そんなものに引っかかる人は少ないだろう、というものも多い。しかしながら、「長期投資をすればリスクを減らせるので、大きくリスクをとれます」、「ドルコスト平均法で投資すれば、リスクが減って、購入単価が低下するので有利です」あたりを自信を持って即否定することができる人は少ないのではないだろうか。金融リテラシの向上に強くおすすめできる一冊。 2006-07-15 book
book 谷口尚規, 冒険手帳 火のおこし方から、イカダの組み方まで 1972年に刊行されたものの復刻版。年代的に私よりも一回り上の世代の人々がターゲットだと思われる。小学生あたりの心を鷲掴みとしてきたであろう独特のテイストがたまらない。冷静にみると使う機会が思いつかない様な知識 (モチナワでコウモリを捕まえる!) やソース不明な逸話 (ホピ族の若者は200kmを15時間で走る!)も多いが、胸を躍らせるという基準でみれば極上のものがよく厳選されている。 2006-07-12 book
game 東北大学未来科学技術共同研究センター 川島隆太教授監修 もっと脳を鍛える大人のDSトレーニング 周回遅れで流行に踊らされてみる。社会人になってからさらに手書きをする機会が減ったせいか、漢字が書けなくなっている自分に気付く。とはいえ、漢字が読めなくて困ったという経験はほとんどないので、passive vocabularyとactive vocabularyの差がどんどん拡大しているのだろう文字認識はたまに怪しい時がある。画数の多い漢字は比較的正しく認識されるのだが、数字や記号 ("×" と "+" など) が誤認識されやすい。時間制限のある問題では致命傷になりやすいゲーム... 2006-07-01 game
book 小林信也, データで読む 常識をくつがえす野球 データスタジアムのデータをもとに、主に昨期 (2005年シーズン) のプロ野球の分析を行う。データ本にしてはなかなか読みやすくまとまっている。しかしながら、せっかくのデータの読み方を間違っていると思われる項目が散見されるのが残念。例えば、「初回の得失点が勝率を大きく左右する」として初回の得失点と勝率の相関の高さを述べているが、初回に限らず得失点があれば勝率と強い相関が出るのは当たり前。初回の得失点の重要性を述べたいのであれば、初回以外に得失点があった場合との比較をしなければい... 2006-06-29 book
book 早坂隆, 世界の日本人ジョーク集 どこかで聞いたことのあるジョークを日本人対応に焼き直したようなものも混ざっているが、読み物としては悪くない。また、ジョークの合間にはさまれるコラムは、日本人の自尊心をくすぐるようなものとなっておりなかなか興味深い。これは、著者が比較的親日なルーマニアで活動していたことも関係していると思う。 2006-06-25 book
book ケン・ブレイ(著), 近藤隆文(訳), ビューティフル・ゲーム 世界レベルのサッカーを科学する ワールドカップ前に読もうと思っていた本だが、ようやく読了。戦術 (システム) の変遷から、フリーキックの解析まで、サッカーに関する事柄を科学的に解明する。戦術の変遷などはある程度サッカーの歴史を知らないと理解しにくい部分もあるが、その他は数値や図表も豊富で存分に楽しめる。おすすめ。 2006-06-24 book