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池田信夫, 電波利権

かつてNHK中の人だったこともあり、テレビ局の利権構造やNHKの内実などが非常によく描かれている。電波に関する本といえば技術に関するものが大半を占めている中、政治やビジネスの観点からまとめられた本書は評価できる。 技術的な知識なしでも読めるように配慮されているので、この分野の入門書としてもお勧めできる。
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藤原和博, 小川洋子, 世にも美しい数学入門

最近は工学的な仕事ばかりで数学からは離れてしまっている、そんな私に数学の美しさというものを思い出させてくれた。 対話形式でサクサク読める上、特に数学の前提知識なしでも楽しめるのでお勧め。
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冷蔵庫の選定中

引越に伴い、冷蔵庫を購入しなければいけなくなった。今までは備え付けのワンボックス型・直冷式のものを使っていたが、新居では自分で準備する必要がある。とりあえずビックカメラで主要メーカーのカタログを一式もらってきて、ネット上の情報と併せて検討している。以下、私の求める冷蔵庫像。 省電力重要静音重要直冷式不可 (もう霜取りをしたくない!)冷凍庫が大きめだとうれしい奥行き60cm強まで (いわゆるマンションサイズ)新機能はいらない。メンテが必要そうな機能や故障率が上がりそうな機能はむ...
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板倉雄一郎, おりこうさん おばかさんのお金の使い方

いわゆるファイナンシャルリテラシー本をある程度読んでいる人にはあまり新しい発見はないかもしれないが、とりあえず一冊目に読むには良いかも。文章も平易でサクサク読める。 例で出している数字がいくら例とはいえ現実離れしてないかとか、ポイント還元率が商品によって違う場合は必ずしもすぐにポイントを使うのが得とは限らないんじゃないかとか、ちょっとツッコミどころはあるけど。
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藤原和博, 人生の教科書 家づくり

著者の藤原氏が自分の家を建てる家庭をまとめた本。読み物として十分におもしろい。 この本はファミリー向けの家造りの話だが、来月に引越を控えた新居 (こちらは単身向けの部屋だが) の部屋づくりの参考になりそうなところもある。 この本で提案されている、コーディネートの際に一つのシンボルから全てを決めていくという手法はおもしろそう。たとえば、気に入っている食器、絵画、その他何でも良いので一つのアイテムを選び出し、そのシンボルに合っているものだけを揃えていく方法。なるほど、これが実践で...
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梶山季之, せどり男爵数奇譚

古書蒐集にとりつかれた男、せどり男爵の物語。 自分も古書のために神田や早稲田界隈を探し歩いた経験がある身故、古書に魅入られた人間の心理は良くわかる。せどり男爵が和本に目を向けるきっかけとなった人物である加盞堂老人が、夢にまで見た本を見つけた時の心理を「何度みても、間違いないと知った時、わしは失禁しそうになった」と語っているが、古書マニアの昂奮を見事にあらわしている。 他にも、洋書の初版本に目がない婦人、ビブリオクレプト (盗書狂) にまつわるミステリー、本の装丁に魅入られた男...
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兵頭二十八, 別宮暖朗, 戦争の正しい始め方、終わり方 小さな戦争が大きな戦争を食い止める…

「戦争反対」が戦争を招くとして、欧州の戦史に沿った解説が行われているのは分かりやすい。 後半では北朝鮮の今後についても語られているが、現代軍事については他の論者の意見も合わせて読んだ方が良いかも。
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高橋征義, でかいプレゼン 高橋メソッドの本

実は今、正月だというのに比較的真面目なプレゼンの準備をしている。もちろん、高橋メソッドを使ってはマズそうな場面なのだが、この本の隠れ高橋メソッドならば使えそう。要するに高橋メソッドの1ページを普通のプレゼンの箇条書きの一行に対応させるものなのだが、高橋メソッドの推敲のしやすさやストーリーの組み立てやすさは享受できそう。
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パオロ・マッツァリーノ, 反社会学の不埒な研究報告

前作のに比べ、落語やコント形式など少々凝った構成のものが目立ちすぎているものの、その他は相変わらずの軽妙な文体がすばらしい。 ネタも、真面目と不真面目のバランス感覚が見事。特にGDPのいい加減さへのツッコミは的確で、お勧め。
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メーラーだえもん, メーラーだえもんさんへの手紙

MAILER-DAEMONさんへ届いたお返事を集めた本。同名のサイトの書籍版らしい。 サクサク読めるネタ本で、電車の中で読むのには最適。ちょっと割高だけど。