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藤井青銅, 「日本の伝統」の正体

藤井青銅の著作を読むのは、以来。 日本の伝統と思われている習慣や行事の多くが意外に新しいというお話。季節ごとの伝統行事、冠婚葬祭のしきたり、神社仏閣など、歴史があると思われているものに意外に若いものが混ざっていることがよく分かる。巻末の「伝統の長さ」棒グラフも楽しい。
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まずりん, 独身OLのすべて (7)

いつものお布施買い。トレンディドラマ的ラブコメ路線を入れたりと、試行錯誤がまた楽しい。描き下ろしもその一ノ瀬さんネタ。定番のおまけシールも健在。
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植田和男, 大学4年間の金融学が10時間でざっと学べる

見開きごとに一つのキーワードを解説する形式で気軽に読める。金融の基本から金融政策まで一通りカバーされているのも良い。内容も真っ当で、教科書としてもお勧めできる。
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高田かや, お金さま、いらっしゃい!

お金を徹底して排除したカルト村の価値観を引きずっているのが他のマネー本とは一線を画している。それだけに、見ていてハラハラするところが多いが。ご主人とそのご実家がかなりお金にルーズなところも将来が心配になってしまう。
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田渕直也, 投資と金融にまつわる12の致命的な誤解について

デリバティブ出身の著者による投資と金融のガイドブック。投資のヒントや今までの常識を見直すきっかけが詰まっている。 効率的市場仮説は完全に成り立つものではなく心理バイアスによって歪められているが、ほとんどの人は市場の不合理性を突いて勝つことはできない。ファンダメンタルズ分析も万能ではなく、株式アナリストが推奨する銘柄が取り立てていいパフォーマンスを残している証拠はない。 テクニカル分析 (チャート分析) で将来を見通すことはできないが、投資アイディアを引き出すためには有効。また...
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汐街コナ(著), ゆうきゆう(監修・執筆協力), 「死ぬくらいなら会社辞めれば」ができない理由(ワケ)

うつ病経験者によるうつ病体験記。Twitterに掲載されていたマンガに加筆して書籍化したもの。ブラック企業により追い込まれた人の事例が多数掲載されているので、近い境遇の人にはぜひ手にとって欲しい。精神科医の監修も入っており、正しい対処法の情報も手に入る。
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スコット・A・シェーン(著), 谷口功一(訳), 中野剛志(訳), 柴山桂太(訳), 〈起業〉という幻想 アメリカン・ドリームの現実

華やかに見える米国のスタートアップも、その実態は大きく異ることをデータで示している。 米国はそもそも起業が盛んなわけではなく、その起業もハイテク産業ではなく建設業や小売業などの枯れた業種が中心。起業の動機も、世界を変えるという華々しいものは少数派で、他人の下で働きたくないという理由が多い。起業した結果、雇われていたときよりも長時間労働かつ低収入に陥っていることも多い。 それでも、起業自体が幸福度を挙げることにつながっているのは救い。他人のために働くよりも自分のために働いたほう...
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Testosterone, 筋トレが最強のソリューションである マッチョ社長が教える究極の悩み解決法

一見ネタ本だが、実はなかなかに考えられた良書。 どんな悩みも筋トレで吹き飛ばせるという主張が繰り返される。自己啓発本は読んだあとに何をすれば良いかよくわからずそのままとなってしまうことがお多いが、本書はとにかく筋トレをやるべきと思わせてくれる。 具体的な筋トレ方法がほとんど書かれていないのは他の本をあたれば良いが、効果はすべて科学的に証明されていますと主張している箇所はさすがに参考文献を挙げるべきかと思う。
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架神恭介, 至道流星, リアル人生ゲーム完全攻略本

"人生" という名のネットゲームの運営者視点でその攻略法を解説するスタイル。 構成は目新しく、運営者の掛け合いも楽しめるが、内容はやや薄め。マネー本をある程度読んでいる層にはあまり目新しい話はないかもしれない。また、天地創造から現代まで全世界の人類史を俯瞰できる神の視点でありながら、後半はほぼ現代日本に限定された話になってしまっているのも残念。
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村上世彰, 生涯投資家

その物言いで批判を受けることも多い著者だが、本書を通読すると、その思想が一貫していることがよく分かる。 本書で繰り返し述べられているのは、日本の上場企業の内部留保が多く、ROEを低下させていること。新しい事業にきちんと投資できないのならば、自社株買いや配当で株主に還元することが経済を回すことになるという思想には強く共感できる。