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猪本典子, あてによし

写真重視のレシピ本。 写真は確かに美しく、眺めている分には楽しいが、実用的かというと少々疑問。盛り付けのサンプル集として見た方が良いかもしれない。
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西原理恵子, 上京ものがたり

西原理恵子の初期作品。時期的には営業ものがたりの少し前にあたる。 上京後の心境の変化を僅かなセリフで表現する技術はやはり別格と感じる。
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カイザー・ファング(著), 矢羽野薫(訳), ヤバい統計学

いわゆる統計リテラシ本。 統計学が社会問題をどのように扱っているかが垣間見える。あくまで啓蒙書なので、数学的な解説は控えめ。統計学が問題を解決した綺麗なストーリーだけではなく、人間の心理が絡んでくるがために安易に最適解を取れないといった事例も取り上げておりなかなか興味深い。
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まずりん, 独身OLのすべて (4)

相変わらず描き下ろしは少なめではあるが、お布施として購入。 今回は表紙がまさかのマユ子さん。初期は目立たない脇役だったが、この頃は腐キャラが確立して一本立ちしてきた。
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秀良子, おしゃべりは、朝ごはんのあとで。 (2)

前巻で一巻完結かと思っていたらまさかの続刊。 前巻同様、ゆるい雰囲気ながらもところどころにキレのあるコメントが入るスタイルが心地良い。
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吉田一郎, 世界飛び地大全 不思議な国境線の舞台裏

世界飛び地領土研究会の書籍化。企画の勝利と言える作品で、数奇な運命を辿った数々の土地をその歴史と共に楽しめる。机上の調査のみの本で現地の訪問などはないが、その土地の歴史を俯瞰するための本なのであまり気にならない。また、この種の本にしては政治的な姿勢が中立なのも良い。 編集はかなり甘めで、あまり読みやすい本ではない点が残念。せめて文体くらいは統一して欲しい。地図も見やすいものではない。
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卯月妙子, 人間仮免中

元AV女優、元SMストリッパー、漫画家、エッセイストと多くの肩書を持つ著者による自伝的作品。 統合失調症を抱えながらも、その様子を実にあっけらかんと描いてしまうところが印象的。とはいえ、かなり衝撃的な表現も普通に出てくるので、耐性のない人は注意が必要。
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ルイズ・アームストロング(文), ビル・バッソ(絵), 佐和隆光(訳), レモンをお金にかえる法

お金のリテラシー絵本。 経済というよりは経営の基礎ではあるが、子供のためのお金のしくみ入門書としてみると良い出来。
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和泉晴紀(漫画), 原作「裏モノJAPAN」編集部(原作), インテリやくざ 文さん

泉昌之ではなく和泉晴紀の単独名義。 泉昌之とはまた違った風味で、細かいところをつつくというよりは心理的な深読みの面白さが主体。文さんの設定がブレまくっているのはご愛嬌。
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神山典士, 北朝鮮にスマッシュ。 ピンポンミステリーツアー

いわゆる北朝鮮入国記だが、ところどころに著者の作家魂が感じられる佳作。 後日の韓国訪問と併せて国境を両者の視点から眺める試みもなかなか。