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勝間和代, 決算書の暗号を解け! ダメ株を見破る投資のルール

恥ずかしながら、今まで株式投資をしていたものの、財務諸表の読み方が全くわからなかった。主にインデックスに投資していたため、あまり困ることはなかったのだが、さすがに少しは勉強しようと手に取った。 本書は決算書、特に損益計算書が企業の都合で (合法的な範囲であっても) どれだけ操作可能かを見せつけてくれる。また、キャッシュフローを合わせて見ることで、その操作を見抜く方法も。 この手の本にしてはかなりわかりやすく噛み砕いてある方だとは思うが、それでもやはり自分の様な素人には引っかか...
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中條辰哉, 日本カジノ戦略

著者の中條氏はネバダ州立大でカジノ経営学を学んだ後、ラスベガスのカジノでの勤務経験もある方。 ラスベガスのカジノの経営がどのように行われているかといった話題は面白いが、カジノに興味のある方なら既に知っていることも多いと思う。また、標題にもある日本カジノの戦略については、非常にざっくりとした議論しか行われていないのが残念。
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ジェームズ・R・チャイルズ, 高橋健次(訳), 最悪の事故が起こるまで人は何をしていたのか

原発事故から航空機墜落まで、様々な巨大事故の事例を集めた本。最近方々で取り上げられている失敗学に近い考え方と思う。 事例を読むだけでも参考になるのだが、やはりもう少し考えながら、自分の仕事と重ね合わせて読むべき本だろう。働くすべての人に読んで欲しい。おすすめ。
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松村劭, 戦術と指揮 命令の与え方・集団の動かし方

アドバンスド大戦略な表紙に、ゲーマー向けの本かと思って手に取ったら、本気の軍事本だった。 著者の松村氏は防大卒業後、情報幕僚、作戦幕僚、防衛部長などを歴任された方。 (一応PHP文庫なので) ビジネス書のフリをしているが、中身は完全に戦術シミュレーション本。戦術に興味がある人は読んで損はない。
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斎藤由多加, 「ハンバーガーを待つ3分間」の値段 企画を見つける着眼術

あの「シーマン」の開発者である斉藤由多加氏のエッセイ集。 日常生活の中の風景をネタにしたものが多く、誰でも楽しめる。特にユーザビリティに関する話は着眼点も面白くおすすめできる。 本書とは直接関係はないが、著者のblogであるYOOT.COMも面白い。
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スタジオダンク, 野球でメシが食えるか? 野球のお仕事大紹介

サッカーでメシが食えるか?の野球版。 プロ選手やマスコミ関係者の待遇はサッカーよりも恵まれているのは確か。しかしながら、その他の職種は野球でもサッカーでもあまり差がない様に感じる (サッカー版に比べて年収非公開の職業が多いので単純な比較はしにくいが) 。 全体として広い職種に取材しているように見えるが、プロ野球関係の取材が特定の球団 (マリーンズとホークス) に偏っているのが少し残念。
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大橋禅太郎, 倉園佳三, すごいやりかた

いわゆるコーチングメソッド本。 わずか一行の「やりかた」が数十個収められている。いくつかドキッとしたものがあるので、まずはひとつ試してみよう。
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ジェフリー・ムーア, 川又政治(訳), キャズム

積ん読になっていた少し前の本を読み終える。 マーケティングや販売手法などは今の仕事に直接関係しないが、テクノロジー・ライフサイクルの考え方は頷けることが多い。
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平野史, サッカー監督はつらいよ

EL GOLAZOで連載していた「J監督はつらいよ」と「代表監督もつらいよ」をまとめたもの。1章4ページほどの構成でサクサク読める。 意外と知られていないJリーグ監督の姿をみて感じるのは、やはり監督といえども組織や予算といった普通のサラリーマンと同じ縛りが沢山あるということ。
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秋元大輔, Jリーグクラブをつくろう! 新規参入を目指すクラブを紹介

Jリーグ (J1, J2) への参入を目指すクラブの紹介。JFLのみならず、地域リーグレベルのチームも多数収録されている。 1チームあたり4〜6ページなのそれほど深い紹介ではないが、クラブに問題点がある場合はきちんと指摘しているのが好印象。全体を通して、地域に密着していくことの重要性が強く伝わってくる。