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スタジオダンク (編・著), 職業、サッカー選手 サッカーでメシが食えるか? 特別編 現実を知り夢を叶えよう

S原氏に借りて読んでみた。サッカーでメシが食えるか?の様々な職種のうち、サッカー選手のみをもう少し深掘りした本。サッカーとの出会いに始まり、プロになるための道、入団後の生活、そして現役引退後のキャリアパスまで、Jリーガーを中心としたプロサッカー選手の現実がよく見える。また、前園、岩本、中村(憲) 、川島、浮氣らの有名Jリーガーのインタビューも多く、彼らの実例も参考になる。
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Scott Berkun(著), 村上雅章(訳), イノベーションの神話

人々がイノベーションというものに対して漠然と抱いているイメージがある。曰く、"イノベーションはひらめきによってもたらされる" 、"優れたアイデアは見つけづらい" 、 "最も優れたアイデアが生き残る" 、等々 ……。本書はそれらのイメージがいかに誤っているかを蕩々と語ってくれる。翻訳も悪くなく、すっきりと読める一冊。
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細谷功, 地頭力を鍛える 問題解決に活かす「フェルミ推定」

サブタイトルに "フェルミ推定" とあるが、フェルミ推定そのものの解説というよりも、それを土台にして "結論から"、"全体から" 、"単純に" 考える思考法を解説したもの。いかにもコンサルタントが書きましたという本なので、そういった本が嫌いでなければ読んで損はない。とりあえずサクサク読めてためになる (気がする) 一冊。
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Ziv Yaar(著), Steve Mulder(著), 佐藤伸哉(監訳), 奥泉直子(訳), Webサイト設計のためのペルソナ手法の教科書

だいぶ時代に遅れながらもペルソナ手法を勉強してみる。期待していた統計分析の手法がさわりだけだったのは残念だが、ペルソナ作りの雰囲気はなんとなくつかめた気がする。ペルソナの作例が非常に具体的なのも良い。
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西田圭介, Googleを支える技術 巨大システムの内側の世界

著者はGoogleの中の人ではないので、論文などの公開情報からGoogleの中身を推測するスタイル。Googleの柱である大規模分散ストレージの解説に多くのページが割かれており、Google File SystemのみならずBigtableやChubbyまで含めた全体像を知ることが出来る。もちろん、その上でのMapReduceを用いた分散データ処理の解説もあり。また後半のGoogleの運用コストについての章が実に面白い。Googleがコストの観点から安価なPCを用いたクラスタ...
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橋本憲範, 奇想ヤフオク学 エーブックはどうやって古本を3億円売ったのか?

組版はワープロ打ちそのままで、校正も不十分な箇所が目立つが、内容は圧倒的に面白い。最初は私物の台本を売っていたのが、古本屋で仕入れるようになり、市中の古本屋を回るようになり、泊まりがけでせどりに出るようになり、果ては古本屋組合の市場で仕入れるようになり、と転がるような商売の流れがたまらない。著者がコンピュータにはそれほど詳しくないと公言しているだけあって、技術面ではあまり読むべき所がない。しかしながら、商材である写真集の物理的な管理方法や、それらを売り切るテクニックには見るべ...
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佐藤尚之, 明日の広告 変化した消費者とコミュニケーションする方法

著者の佐藤尚之氏は、あのスラムダンクの1億冊突破感謝キャンペーンを担当された方。消費者が広告を受け取ってすらくれない時代に、広告はどうあるべきか。"消費者をもっとよく見る" という当たり前のことがいかに重要であるかを思い知らされる。また、ネット上ではテレビや新聞はもう過去のメディアであるかのような扱いをしている人も多いが、それらの昔ながらのメディアもまだまだ可能性を秘めていることを感じさせてくれる。おすすめ。
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勝間和代, 決算書の暗号を解け! ダメ株を見破る投資のルール

恥ずかしながら、今まで株式投資をしていたものの、財務諸表の読み方が全くわからなかった。主にインデックスに投資していたため、あまり困ることはなかったのだが、さすがに少しは勉強しようと手に取った。本書は決算書、特に損益計算書が企業の都合で (合法的な範囲であっても) どれだけ操作可能かを見せつけてくれる。また、キャッシュフローを合わせて見ることで、その操作を見抜く方法も。この手の本にしてはかなりわかりやすく噛み砕いてある方だとは思うが、それでもやはり自分の様な素人には引っかかると...
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中條辰哉, 日本カジノ戦略

著者の中條氏はネバダ州立大でカジノ経営学を学んだ後、ラスベガスのカジノでの勤務経験もある方。ラスベガスのカジノの経営がどのように行われているかといった話題は面白いが、カジノに興味のある方なら既に知っていることも多いと思う。また、標題にもある日本カジノの戦略については、非常にざっくりとした議論しか行われていないのが残念。
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ジェームズ・R・チャイルズ, 高橋健次(訳), 最悪の事故が起こるまで人は何をしていたのか

原発事故から航空機墜落まで、様々な巨大事故の事例を集めた本。最近方々で取り上げられている失敗学に近い考え方と思う。事例を読むだけでも参考になるのだが、やはりもう少し考えながら、自分の仕事と重ね合わせて読むべき本だろう。働くすべての人に読んで欲しい。おすすめ。