education

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鳥飼玖美子, 危うし! 小学校英語

当事者ではない (小学生の子供がいるわけではない) 私のような人間にとって、小学校での英語教育というのはまるで他人事の世界だった。しかしながら本書で解説されている、中央教育審議会を中心とした小学校英語必修化の現状をみると、山積した問題に疑問を覚える。著者が実際の英語教育に携わっている方ということもあり、現場レベルでの懸念がよく伝わってくる。
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迫村純男, 英語論文に使う表現文例集

論文を書く上で欲しくなる表現がよく選ばれているように思う。その意味では使いやすい。 ただし、掲載されている文例をgoogleで検索するとほとんどヒットしないものがあるのが少し不安ではある。また、いわゆる理系の論文向きではなさそうな表現が散見されるのも注意。
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鈴木英次, 科学英語のセンスを磨く オリジナルペーパーに見られる表現

J.B.C (Journal of Biological Chemistry) とJ.O.C (Journal of Organic Chemistry) の論文の統計データをもとに、よく使われる表現をまとめたもの。とはいうものの、化学分野に完全依存ではないので、理工系の論文を書く人は広く利用できる一冊。 同一の意味をもつ複数の表現が、出現数と共にまとめられているのが非常に便利。また、副詞や副詞句などは文頭・文中・文末での出現数がまとめられていたり、冠詞がつくか分かりにくい単...
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ジェームズ・T・キーティング, ネイティブチェックが自分でできる英語正誤用例事典

仕事で英語の文書を書かねばならないこともあるので、手元に何冊か英語のアンチョコ本を置いている。そんな中で、長く生き残っているのがこの本。 避けるべき無駄な単語やくどい言い回しは実に参考になる。また、細かい規則や約物の使い方など、意外に見落としがちなものも拾えて少し得した気分になる。手元に置いておき暇なときにパラパラとめくるのにもお勧め。 ただ、"ネイティブチェックが自分でできる" というのはいくらなんでも過大広告だと思う。
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東北大学未来科学技術共同研究センター 川島隆太教授監修 もっと脳を鍛える大人のDSトレーニング

周回遅れで流行に踊らされてみる。 社会人になってからさらに手書きをする機会が減ったせいか、漢字が書けなくなっている自分に気付く。とはいえ、漢字が読めなくて困ったという経験はほとんどないので、passive vocabularyとactive vocabularyの差がどんどん拡大しているのだろう文字認識はたまに怪しい時がある。画数の多い漢字は比較的正しく認識されるのだが、数字や記号 ("×" と "+" など) が誤認識されやすい。時間制限のある問題では致命傷になりやすいゲー...
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英語が苦手な大人のDSトレーニング えいご漬け

先日購入した。とりあえず一通りプレイしてみたので感想。 音声の質は意外とまとも。ただし、ボリュームを最大にしても少々聞き取りにくいときがある (fukumotoはDS Liteを使用。元祖DSでどうかは不明) ので、イヤホンを併用した方が良いかもトレーニング日は、プレイ時ではなく、ソフト起動時が基準で決まる模様。つまりサスペンドを繰り返している使い方だと新しい日付に移らないので、日が変わったら再起動が必要ゲームとしての楽しさを期待してはいけない。基本的には単調なディクテーショ...
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溝上憲文, 超・学歴社会

採用にあたって学歴不問と明言する企業も多いわけだが、それがタテマエであることは多くの人が勘付いていることだと思う。 そんな現状をとらえ、実際にはまだまだ学歴信仰が根強く残っていることを示した本。具体的にどうあるべきかという提案や、将来学歴の扱いがどう変化していくかについてはほとんど触れていない。あくまでも現在、学歴は一定の地位を保っているという重い事実を示すだけである。大学進学を控えた高校生あたりにぜひ読んでもらいたい本。 人事関係者のインタビューはソースもわからずどこまで信...
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通信教育の切手

以前からアルク社のヒアリングマラソンという通信教育を受けてます。ヒアリングマラソンは月例テストがあり、解答用紙を郵送して採点してもらう仕組みになっています。その郵便は以前は15円で送れたのですが、気がついたら80円に値上げされていました。第四種郵便物から外れた様なのですが、何があったのでしょうか。 まあ、値上げといっても (教材代全体からみたら) 小銭なので良いのですが、困るのは買い置きの切手。15円単位で貼れる様に、10円切手と5円切手を買い込んでしまっています。ここ数年、...
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苅谷剛彦, なぜ教育論争は不毛なのか

複数の媒体に発表した原稿をまとめた本なので、雑多な印象があるが、主張はきちんと一本通っている。 従来の教育論争で取り上げられている、ゆとり対詰め込みや、右対左といった対立軸にとらわれ過ぎることなく、社会階層による教育格差の問題をあぶり出している点がすばらしい。
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河原俊昭, 山本忠行, 多言語社会がやってきた 世界の言語政策Q&A

新幹線の中で読破。2ページ見開きで完結するQ&A形式で、一つまた一つと読んでいるうちに読み切ってしまった。 言語と政治の関係の深さやドロドロした部分を改めて認識させられる一冊。お勧め。