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水木しげる, コミック昭和史 (第3巻) 日中全面戦争~太平洋戦争開始

シリーズ3巻目となり、遂に太平洋戦争開戦。日本全体の出来事の部分は独自の見解も少なくやや退屈だが、水木しげる個人のエピソードはどれも抜群に面白い。入隊後も決して自分のペースを崩さず、食い意地だけは張っている様は実に愛らしい。
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水木しげる, コミック昭和史 (第2巻) 満州事変~日中全面戦争

コミック昭和史の続編。少しづつきな臭くなってくる日本全体と、成長してきたしげる少年の呑気さとの対比が実に印象的。一般の市民の雰囲気は実際にこんなものだったのだろう。
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山科勇樹, 食の冒険家 アジアの缶詰を食べ歩く

普通の大学生がアジアの缶詰を買ってきて食べるだけのエッセイ。日本でも比較的入手が容易なものが多く、珍奇さという意味では今ひとつ。ボリュームも文体も軽めなので、ちょっとした箸休めに。
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水木しげる, コミック昭和史 (第1巻) 関東大震災~満州事変

日本史と水木しげるの自分史とがいい塩梅。当時の市民の目から見た日本の動きがリアルに伝わってくる。のんのんばあやねずみ男と言ったおなじみのキャラクターもいい味を出している。
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関根大介, 子供を東大に入れる法

タイトルは釣りで、教育論の本ではない。著者の個人的な体験しか書かれていないため、提唱する方法や考え方の効果は不明。自己啓発本の一つとして、栄養ドリンク代わりに読む本か。
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浅田次郎(著), 久保吉輝(写真), カッシーノ2!

カッシーノ! の続編。今度の舞台はアフリカとラスベガス。ラスベガスはともかくとして、なかなか日本人には馴染みのないアフリカのカジノ事情は実に興味深い。所々、スノッブなところが気になるが、それもこの著者の味だろう。ギャンブル指南書としてはあまり役に立たないので、あくまでもエッセイとして。
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南部修太郎, 麻雀を語る

南部修太郎が改造誌に寄せた小編。こういった歴史的な作品が手軽に読めるのは非常にありがたい。決して一般の人が読んで面白いものではないが、麻雀史に興味のある方ならば一読して損はない。当時の上海の麻雀事情に加え、国内の文化人の間での麻雀交友関係も垣間見える。
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いとうあゆみ, お遍路小娘

歩き遍路をテーマにした同名のblogを書籍化したもの。やや文章の幼さが気になるが、軽い読み物としては上々。あくまでもエッセイのため、実際に歩き遍路をしようという人に役立ちそうな装備の情報などはほとんどなし。写真が多めだが、縦横比がややおかしい箇所がある。手元のKindle Paperwhiteのせいかは不明。
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浅田次郎(著), 久保吉輝(写真), カッシーノ!

浅田次郎が世界のカジノを旅する "カッシーノ!" の企画。第一弾はヨーロッパ編。カジノゲームの勝ち方などが学べる本ではないが、カジノでの振る舞いや痩せ我慢、ギャンブラーの心意気、著者の人生観は嫌というほど伝わってくる。久保吉輝による写真を眺めているだけでも楽しい。
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松井雪子, ぐうたら山暮らし

山の中での生活を描いたコミックエッセイ。なぜ山暮らしを選んだのかの説明がなく唐突に始まり最後まで説明ないため、今ひとつ感情移入できない。著者のファンには自明なのかもしれないが。