book 橘由歩, 全国ごちそう調味料 ご当地の絶品でご飯が進む! お酒が旨い! 日本全国から集めた69種の調味料カタログ。お取り寄せするようなややお高めのものが中心。カタログだけではなく、それぞれの調味料に簡単なレシピが付いているのも嬉しい。 2014-03-06 book
book マイケル・ブース(著), 寺西のぶ子(訳), 英国一家、日本を食べる イギリス人シェフとその家族が3ヶ月に渡り日本を食べ歩いた記録。無理に日本を持ち上げることなく、ところどころ素直に文句をつけながらも、日本の食事に馴染んでいく姿が良い。また家族連れということもあり、グルメガイドだけではなく旅行記としても良い仕上がりになっている。 2014-02-26 book
comic 荒川弘, 百姓貴族 (3) 前巻はやや借り物のネタが多かった印象があるが、ここに来てパワーアップして復活。結婚と出産を経て、荒川弘ならではのネタが増えたのが大きいか。 2014-02-25 comic
comic 新久千映, ワカコ酒 (2) ワカコ酒の続編。前巻同様、ただ飲み食いするだけのマンガなのだが、可愛らしい絵柄と相まってなんとも言えない魅力がある。今回はいわゆる呑み屋が中心で変化球は少なめで、女子会と駅弁程度。ワカコの周辺もあまり明らかになってこない。 2014-02-22 comic
book 小松正之(著), 日本水産学会(監修), よくわかるクジラ論争 捕鯨の未来をひらく 捕鯨問題の入門書。国際捕鯨委員会 (IWC; International Whale commission) の一線で活躍している著者だけあり、科学的な調査法から各国の捕鯨の歴史まで、およそひと通りの基礎が網羅されている。一つ難を挙げると、日本側の見解に偏り過ぎている感はある。他国の主張について主観で断定している箇所が見られるため、この部分は他の文献で補う必要があるだろう。 2014-02-21 book
book 唐木英明, 久米均, 寺田雅昭, 小沢理恵子, 村上紀子, 小林宏行 , 石川廣, 小澤義博, 浜川清, 星元紀, 安部明廣, 安本教傅, 田中平三, 黒川清, 食の安全と安心を守る 食品に関する有識者からの寄書をまとめた本。極めて真っ当な内容ながら、一人あたりのページ数が非常に限られている上に重複した内容が多く、読み物としては今ひとつ。 2014-02-14 book
book 福田秀夫, 農薬に対する誤解と偏見 農林省で農薬の研究に従事していた著者による農薬論。化学工業日報社の "今月の農業" の連載に加筆修正したもの。表題からも分かる通り、農薬反対派への恨み節の部分が多い。そこまで感情的にならずに科学的な事実のみをきちんと書く形でもよかったのではないかと思う。 2014-02-13 book
book 松岡絵里(著), 吉田友和(写真), 世界の市場 海外の市場を訪ね歩いたビジュアル本。構成に意思が感じられず、また解説文も新しい視点がなく退屈だが、写真の質は悪くない。雑誌感覚でどうぞ。 2014-02-09 book
book 夏坂健, 美食・大食家びっくり事典 主に西洋史と中国史の食に関するエピソードを集めたもの。いかにもな法螺話も多いが、それが良い味を出している。出典や参考文献などと野暮なことを言ってはいけない。 2014-02-07 book
book 中川基, ニセモノ食品の正体 インジェクションビーフや代用魚など、偽装食品とまでは言わないまでもホンモノとは言い難い様な食品を集めたカタログ本。解説は中立的で、この種の本にありがちな "添加物=悪" といった短絡的な思考や無意味な自然信仰などはほとんど見られない。ニセモノ食品の長所である破棄の削減やコスト低減と短所である栄養バランス等の問題の双方がきちんと押さえられており、好感が持てる。 2014-02-06 book