humor

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大和田秀樹, ムダヅモ無き改革 (9)

気がついたらシリーズも9巻目。帯によるとシリーズ累計200万部突破とか。一発ネタの読み切りがここまで成長したかと思うと感慨深い。ちょうど解散総選挙のタイミングで鳩山ユキヲ戦が完結。狙ったものか偶然か。獅子の血族編は伏線を大量に残したままの完。次巻からは新章へ。特装版の存在を知らずに通常版を買ってしまった。特装版の付録は不明。
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西原理恵子, できるかな ゴーゴー!

前作から実に5年ぶりの単行本。今回も高須院長とのネタを中心にバンドに挑戦、棺桶づくりなど盛りだくさん。そんな体を張った笑いの合間にきちんと泣かせるネタを入れてくるあたりのバランス感はさすが。
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沙村広明, ハルシオン・ランチ (2)

ハルシオン・ランチの続編。深いサブカル知識を要求されるのは相変わらず。1巻の時点で破綻気味だったストーリーが完全に破綻しているので、一読しただけでは何も理解できない。読者を選ぶ作品。
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大和田秀樹, ムダヅモ無き改革 (8)

今回の帯はなんと石破茂。本物。事業仕分け編もいよいよ大詰め。相変わらず真田の存在感が薄いが、ラスボスの鳩山ユキヲを始めとした民主党ネタが絶好調。このまま行くと、事業仕分けが終わったあたりでちょうど解散総選挙となりそうな良いタイミング。日本維新の会などの新キャラにも期待。
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沙村広明, ハルシオン・ランチ (1)

沙村広明がギャグもいけるというのは嬉しい新発見。かなり読者を選ぶマンガで、特にサブカル知識が無いと全く面白くないと思われる。さすがアフタヌーン (の増刊) 。
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桐嶋たける, 完全版 でもホントはカバが好き

あってないようなストーリー、ナンセンスな笑い、黎明期の萌えを具現化した様なキャラクタ造形。90年代前半の角川は今よりも自由な雰囲気があった気がする。
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野内良三, ジョーク・ユーモア・エスプリ大辞典

ユーモア大百科の前作にあたる本。性的な内容がやや多いが、あまりドギツいものではなくクスリとするような気の利いたジョークが中心。
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神原則夫, 西校ジャンバカ列伝 かほりさん (1) (2) (3) (オーラス九蓮宝燈!)

今更ながらまとめ読み。この分量をまとめて読むと来るものがある。時事ネタが多いが、それも今読むと味がある。末期はナレーション君や麻雀バカ弟などやや迷走気味だが、それもまた味。
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マネー・ヘッタ・チャン, マッチポンプ売りの少女 童話が教える本当に怖いお金のこと

ヘッテルとフエーテルの続編的内容。今回もどこかで聞いたような話が多く、あまり新味はない。前作ほど無理に童話仕立てにする必要も無いように感じる (マーケティング的には必要なのだろうけど) 。前作と変わらずさらりと読めてしまう点は良い。
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吉田戦車, 逃避めし

吉田戦車が〆切から逃避するために作る創作料理の数々。ほぼ日刊イトイ新聞の連載をまとめたもの。使えるレシピ本ではないが、エッセイ集としては上々。単行本のために描き下ろされたイラストやマンガも良い味が出ている。