book 加谷珪一, 大金持ちの教科書 著者個人の体験や個人的な富裕層の知人の話題が中心の前著に比べると、どこかで聞いたような内容が増えたため、やや薄く感じる。とはいえ読みやすい本ではあるので、他のマネー本をあまり読んでいない人が手に取るのならば悪くない。 2017-10-07 book
book 加谷珪一, お金持ちの教科書 多くの富裕層と接してきたと語る著者の手による、お金持ちの実像。ブログに大幅な加筆修正をしたもの。著者の体験と主観に頼った参考文献のない本だが、それらしく響く部分はある。 2017-10-05 book
comic 「会社やめたいダンナ」の妻の会(著), ichida(漫画), ダンナが会社をやめたいと言いだしまして 表題通りの内容で、9例分をコミックエッセイ形式で。それなりに成功している事例しかないのが残念。また、その成功例も脱サラ後の期間がまだ短い例ばかり。さすがに失敗例は取材しにくいのだろうけれど。 2017-09-09 comic
book ジェイコブ・ソール(著), 村井章子(訳), 帳簿の世界史 表題から帳簿の付け方の発展の歴史を想像して読み始めたが、予想に反して、いかに帳簿を用いた会計責任の実現に苦労してきたかの歴史書であった。複式帳簿が生まれた背景などを期待して読み始めると、肩透かしを食らうかもしれない。読み物としてみると教科書的なため、よほど欧米史に興味がないと退屈かもしれない。 2017-08-30 book
book 竹内謙礼, 青木寿幸, 貯金兄弟 戦略課長に続いてもう一冊。今回のテーマは資産構築とファイナンシャルプラン。いつも通りの小説仕立てで手軽に読める。資産運用にほとんど触れていない点は片手落ちに感じるが、その他はトンデモ度も低くマネー戦略の入門書としておすすめできる。 2017-08-24 book
book 竹内謙礼, 青木寿幸, 戦略課長 会計天国に続いてこちらも。今回のテーマは投資戦略。サラリーマンとしての戦略と、資産運用の戦略の二本立て。投資戦略の部分に新味はないが、読みやすさは健在なので、一冊目としてはおすすめできる。 2017-07-23 book
book アーニー・J. ゼリンスキー(著), 三橋由希子(訳), 働かないって、ワクワクしない? 早期リタイアやセミ・リタイアのガイド本。単純な隠居ではなく、リタイア後に自己実現をしたい人向け。リタイアを考えているが後ろめたさを感じている人が読むのには良いかもしれない。リタイアを論じる上での大きな要素であろうお金の話は抽象論が中心なので、具体的な試算は別の本を参照した方が良いだろう。 2017-06-15 book
book 新庄耕, ニューカルマ 狭小邸宅が良かったのでこちらも。今回のテーマは、ルポは多数あるものの小説としては珍しいネットワークビジネス。追い込まれた勤め人の揺れる感情の切り取り方は実に巧み。 2017-05-03 book
comic 青木雄二, 青木雄二傑作漫画作品集 50億円の約束手形 傑作漫画作品集の名前は伊達ではなく、収録作全てが傑作ばかり。初出の情報が付属していないが、初期の作品が中心だろうか。ナニワ金融道では控え目だった、マルクスやドストエフスキーの思想が色濃く溢れている。 2017-04-23 comic
book カン・チュンド, ETF投資入門 ETF投資を勧める本は溢れているが、その仕組みまできちんと解説している本は少ない。その中で本書は指定参加者 (AP: Authorized Participant) を利用して維持コストを下げつつ価格の乖離を減らす仕組みまでわかりやすく解説しているのが良い。原理的な解説は今でも古さを感じないが、2010年の出版から現在までに特に日本国内のETF商品の顔ぶれが大きく変化している点には注意が必要。 2017-03-10 book