money

book

岡崎良介, フリーランチ投資家になろう!

長期投資・分散投資を中心とした本で、日本株と外国債券の組み合わせを推奨している。最近増殖しているデイトレ本などよりは遙かにトンデモ度は低い。ただし、後半に登場するデジタルチャートなどは少々眉唾。また、日本株のサイクルなどの話もいろいろとそれらしいことが書いてあるが (pp.153など) 、どうもランダムウォークな株価に対して理由を後付けしている感は否めない。また、景気の判断指標として、中小企業景況感指数、鉱工業生産指数の在庫、鉱工業生産指数の耐久消費、の3点に着目するよう薦め...
diary

ETFの収益分配金

少しだけ買っていたETFの運用報告書が届いた。収益分配金の支払についての案内も含まれていたが、これは郵便振替になるらしい。わざわざ郵便局へ行かなければいけないのは、一人暮らしのサラリーマンには非常に不便。指定口座へ振り込みにして欲しい。
book

スタジオダンク, サッカーでメシが食えるか? サッカーのお仕事大紹介

サッカーに関連した仕事を集めた本。Jリーガーはもちろんのこと、マスコミ、チームのフロント、ターフキーパー、果てはグッズショップの店員からホイッスル職人まで、サッカーに関する多くの職業を取り上げている。単なる夢としてのお話ではなく、現実的な年収や雇用形態、その仕事に就くまでの道まできちんと取材しているのは素晴らしい。条件面だけを見ると、厳しい仕事が多いのも事実。正社員ではない、単年契約や派遣契約の仕事も多い。収入面を見ても、ヘタをするとフリーター程度しか稼げない仕事もある。正直...
book

渡辺仁, 起業バカ

近頃の起業ブームの中、その影の部分を、実例を交えて解説。著者自身のものも含めて、多数の起業失敗事例がおさめられている。起業はこういった事例を知ってなお燃えてくる様なタイプでないとつとまらないのかも、と思う。特に、フランチャイズ参加の失敗事例が興味深い。脱サラ後の独立の選択肢としてフランチャイズへの参加はよく挙げられる。しかし、その実体は全面的に本部が有利な契約内容や杜撰な売上予想など多くの問題を抱えている (すべてのフランチャイズがそうだとは思わないが) 。ところで、本書は一...
book

ジョン・アレン・パウロス(著), 望月衛, 林康史(訳), 天才数学者、株にハマる

著者は数学者だが、数学のみならず投資家の心理をも踏まえて市場の様々な問題を解き明かす。中でも、著者自らがずるずるとワールドコム株に入れ込んでしまった過程などは、多少なりとも株式投資をしたことのある人ならば共感できるもの。なお、具体的な株式投資の方法については全く触れられていないので、そういった手っ取り早い方法を求める向きにはお勧めできない。
diary

通信教育の切手

以前からアルク社のヒアリングマラソンという通信教育を受けてます。ヒアリングマラソンは月例テストがあり、解答用紙を郵送して採点してもらう仕組みになっています。その郵便は以前は15円で送れたのですが、気がついたら80円に値上げされていました。第四種郵便物から外れた様なのですが、何があったのでしょうか。まあ、値上げといっても (教材代全体からみたら) 小銭なので良いのですが、困るのは買い置きの切手。15円単位で貼れる様に、10円切手と5円切手を買い込んでしまっています。ここ数年、こ...
book

チャールズ・エリス, 敗者のゲーム(新版) なぜ資産運用に勝てないのか

"敗者のゲーム" という言葉が、この本の内容を的確に表している。本書では "敗者のゲーム" を説明するのにテニスを例に挙げている。つまり、プロのテニスはミスを犯さずどちらかが強力なショットを打ち込むことで勝ちをつかみ取る "勝者のゲーム" であるのに対し、アマチュアのテニスは自らのミスによる失点が多い方が敗北する "敗者のゲーム" である。資産運用 (マネーゲーム) は最近の数十年で "勝者のゲーム" から "敗者のゲーム" へと変貌を遂げている。これは、多くのプロフェッショ...
book

横田濱夫, 暮らしてわかった! 年収100万円生活術

軽快な文章でサクサク読める。具体的な数値やテクニックを求める向きにはあまり役立つとは思えないが、お金をかけなくても豊かな気持ちで暮らせる気分にはなれる。
book

ゲーリー ベルスキー, トーマス ギロヴィッチ, 人はなぜお金で失敗するのか

行動経済学の入門書です。行動経済学というのは何かというと、人間がなぜ経済的に不合理な行動をとってしまうのかを研究する学問です。例えば、なぜ人間はあぶく銭は無駄遣いしてしまうのか、なぜ損失を避けようとするときと、利益を得る機会では行動が異なるのかなど。中には少々実感と異なるものもありますが、思い当たるものも多いです。特に興味深いのは、"損失を避けようとするときは果敢にリスクをとり、利益を得られる機会にはより安全確実な選択肢をとる" という法則。要するに、不聴罰符を避けるために親...
comic

真鍋昌平

ちょっと前から気になっていた作家の作品をまとめて読む。ストーリーに全く救いがないし、絵も上手いかと言われると微妙だが、とにかく読ませる力がすごい。お勧め。