self-help

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ジョージ・S・クレイソン(著), 楡井浩一(訳), バビロンの大金持ち The Richest Man in Babylon

メソポタミアの古代都市バビロンを舞台にした寓話集。あくまでも寓話形式の成功本であり歴史書ではないので、時代考証は色々と怪しい。成功本としてのメッセージは非常にシンプルで、勤労、倹約、貯蓄、利殖、慎重。寓話として見ると出来は良く、さらりと読める一冊。
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木暮太一, 僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか?

マルクスの資本論をベースに、"自己内利益" を最大化する働き方を提案する。言われるまでもなく無意識にこういった働き方を選択している人も多そうではあるが、現在の働き方に疑問を感じている人は一読する価値があるかもしれない。
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水野俊哉, 「ビジネス書」のトリセツ

前著の成功本50冊「勝ち抜け」案内が良かったのでこちらも。もはやビジネス書ヲタクと言っても良い著者だけあり、ビジネス書の構造分析や体系化まで到達している。ビジネス書を効率的に活用したい人はもちろん、ビジネス書を書きたいと考えている人までも読む価値がある。
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Robin Williams(著), 吉川典秀(訳), 米谷テツヤ(解説), ノンデザイナーズ・デザインブック フルカラー新装増補版

既にを発行当初の1990年代末頃に読んでいたが、改訂版で読み直し。大まかなストーリーは初版と変わらず、近接、反復、整列、コントラストの4原則の繰り返し。本職のデザイナーからすると物足りない内容だろうが、素人脱出には十分効果的。フルカラー化に伴い、色彩の基礎が追加されたのも良い。
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谷崎潤一郎, 文章讀本 中央公論社版

もはや古典とも言える著作であり古文や漢文の知識までも要求されるが、その苦労をするだけの価値がある。実用的な文章と藝術的な文章を区別することなくすべての文章に共通する要素を抽出しているので、技術文書に応用出来る部分も多い。
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児玉教仁, ハーバード流宴会術

どのあたりがハーバード流かはともかくとして、宴会TIPS集としては上々。ホスピタリティの考え方が全面に貫かれているのは好印象。
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ジョエル・バーカー(著), 仁平和夫(訳), パラダイムの魔力 成功を約束する創造的未来の発見法

トーマス・クーンの著作を下敷きにしているが、著者の経験を生かした実例が豊富に加わっており非常に読みやすい。パラダイムが人間の思考をも支配してしまうことが良くわかる。
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山口周, 外資系コンサルのスライド作成術 図解表現23のテクニック

これは、と思うところに付箋を付けながら読み進めていたら、読み終わる頃には付箋だらけになってしまった。決してボリュームのある本ではないが、非常に密度が高い。スライド作成をテーマにしているが、小手先のテクニックに走ることなく、メッセージを伝えるための本質に正面から取り組んでいる。実例も豊富ですとんと腹落ちする。おすすめ。
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ティナ・シーリグ(著), 高遠裕子(訳), 三ツ松新(解説), 20歳のときに知っておきたかったこと スタンフォード大学集中講義

嫌でも前向きな気持にさせられる自己啓発本。著者本人や知人のエピソードを通じた話題が多く、感情移入して読める。特にお気に入りは、第8章の交渉に関わるエピソードの数々。交渉の際には自分の望みと交渉相手の望みと一致しているケースが実は多い、という事実はつい忘れがち。スタンフォード大学での講義に加え、著者の経歴を生かした様々なワークショップ技法などに触れられているのも良い。
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佐藤義典, 新人OL、つぶれかけの会社をまかされる

ライトノベル仕立てのマーケティング入門書。いくらライトノベルとはいえストーリーはご都合主義が過ぎる気もするが、肝心のマーケティング部分はそれほどトンデモでもなくマトモな内容。数十分で気軽に読める本としては悪くない。