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みうらじゅん, さよなら私

みうらじゅんらしいユルい人生論。共感できる部分が多く憧れもするが、おそらく自分はここまで達観できないだろうとも思う。
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夏坂健, 美食・大食家びっくり事典

主に西洋史と中国史の食に関するエピソードを集めたもの。 いかにもな法螺話も多いが、それが良い味を出している。出典や参考文献などと野暮なことを言ってはいけない。
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畸人研究学会, しみったれ家族 平成新貧乏の正体

"しみったれ家族" とは、いわゆるニュープアを拡張したような概念で、"所得に不相応な見栄を張る層" と "夜間に家族でディスカウントショップに来店する層" を合わせたもの。 あまり学術的なフィールドワークをしているようには見えないので、あくまでも読み物としてどうぞ。
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松本圭司, チェーン店B級グルメ メニュー別ガチンコ食べ比べ

B級グルメ本だが、チェーン店に絞ったところがミソ。良さそうなメニューが見つかったら気軽に近場で試せる。 カラーページ数の抑制の都合からか、写真のレイアウトが妙なのが残念。
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こうざいきよ, 財布の中身 inside of your secret life

様々な人の財布の中身を見せてもらおうという企画本。見開きの写真に一言コメントが付くスタイル。 作者の交友関係からか対象はかなり偏っており、若い学生が中心で年配の方は少なめ。 この種の本は数十年後に資料価値が出てくる気がする。
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都築響一, だれも買わない本は、だれかが買わなきゃならないんだ

書店ガイドと書評を合わせたような本。全編から一貫して本への愛が感じられる。 書評はややサブカルチャー寄りのものや写真集が中心だが、普段それらをあまり読まない自分にも興味を惹かれるものが多い。
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北村賢志, 虚構戦記 研究読本

いわゆる仮想戦記でよく用いられるIFを批判するという体裁。 取り上げているIFの出処が不明な点が残念。どこまでが本当に仮想戦記で用いられたものなのかが検証できない。また網羅性も不明で、叩きやすいIFだけを取り上げているようにも見える。 解説は自説に都合の良い事実のみを持ちだしているように思える部分があるものの、定性的には大筋は納得できる。
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押切蓮介, ハイスコアガール (5)

本編の小春との対決を引っ張りながらも、脇役の活躍が素晴らしい。宮尾はもちろんのこと、じいややハルオママ、新キャラの二子玉川フェリシアなど、どれも魅力的。
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峰なゆか, アラサーちゃん 無修正1

下品を突き抜けている感じがいい。 あまり万人にお勧めできる作品ではないが、色々と許容度の高い人には一度手にとって欲しい。
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押切蓮介, ピコピコ少年TURBO

ピコピコ少年の続編。 相変わらず同世代で同じ様な生き方をしてきた人間には共感できる点ばかり。まだまだ続編を書く気が満々な様なので今後も楽しみ。