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押切蓮介, ハイスコアガール (7)

復活後もまったくペースが衰えない。大野と日高の激突、豪指の渋谷移籍、本格的なラブコメ展開と盛りだくさん。
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鈴木良雄, フルーツ宅配便 (1)

デリヘルをテーマにした作品だが、性描写ではなく人情で読ませるタイプ。フィクションの体裁ながら、丹念な取材が伺える良作。
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施川ユウキ, 鬱ごはん (2)

前巻ほど後味の悪い話はなく (私は食べ物を捨てるのが許せない。特に本作の様にノンフィクションに近い場合は) ちょっと安心。内向きな作風は相変わらず。昨今の食マンガブームの中で独特の立ち位置を確保している感がある。
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あさりよしとお, あさりよしとお短篇集 毒入り (錠剤篇) (カプセル篇)

あさりよしとおの未収録作品を集めた短編集。錠剤篇の目玉はやはり "重箱の隅" か。初出はアニメージュで、現在のアニメへの辛口批判なれど、底にはアニメへの偏愛が感じられる。カプセル篇は毒という意味では世界冥作劇場が飛び抜けているが、マンガとして面白いのはメッチェンファウストの方。少々読者を選ぶ作品だが、昔からのあさりよしとおのファンならば間違いなく楽しめる。
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黒川勇人, 缶詰博士が選ぶ! 「レジェンド缶詰」究極の逸品36

自称・缶詰博士による缶詰カタログ。定番缶詰から高級缶詰まで幅広いラインナップ。各缶詰のコラムも軽妙な語り口ながら深い缶詰愛が感じられ、好感が持てる。
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大川ぶくぶ, ポプテピピック

ここまでクソマンガを突き抜けてしまうと清々しい。ところどころ光るネタはあるのだが、打率が低すぎる。
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円城塔, オブ・ザ・ベースボール

収録された2作とも不条理系小説。文章量はかなり軽めだがどうにも読書が進まない。文章と不条理そのものを楽しめば良いのか。
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あさりよしとお, 蒼の六郷

トボけたダジャレタイトル、パロディ満載、表面上は明るい冒険譚、一皮剥くと冷徹に描かれた崩壊した家族、垣間見える山盛りの裏設定と、あさりよしとお全開。昔からのファンならば迷わず買うべき。掲載誌のせいもあってか、ややショタ要素ありなのには注意。
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押切蓮介, ハイスコアガール (6)

例の事件で休載しばらく休載していたがようやく復活。前巻までも加筆修正した新装版が発売されているが、既刊分は買い直さず。休載からペースを取り戻せるか心配していたが杞憂だった。やはり何度読んでも面白い。
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高橋源一郎, 優雅で感傷的な日本野球

野球のタグをつけるか迷ったシュール小説。評価が分かれそうな作品だが、理解できなくとも文章を楽しめればそれで良いという気もする。