野口悠紀雄, 土地の経済学

日本の地価高騰を経済学の観点から分析した本。少し古い本だが内容は古くなっておらず、今でも読む価値がある。

よく言われる「日本は国土面積が狭いので土地が高騰している」という論の誤りと、土地高騰の本当の原因である土地政策の失敗が見事に説明されている。また、地価高騰への対策として、土地の所有権と利用権を経済的に分離する地価インデックス債が提唱されているが、こちらも非常に興味深い。

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