牌記号

ちゅんまのまんまで、牌の表記についての話題があがっている。(牌記号国際規格牌記号トロイメント) 。実はこのあたりは興味があって以前調べたことがあるので、そのときのメモを引っぱり出しておく。

以前よりメーリングリストや掲示板などでは、”一一三34455(6)(7)(8)(9)白” の様な表記が使われている。漢数字は萬子を、算用数字は索子を、括弧付き数字は筒子をそれぞれ表す。筒子に丸数字を使用している場合もあるが、有名な機種依存文字なので、現在は括弧付き数字を使用する方が多いと思われる。この表記は比較的人間には読みやすく、麻雀さえ知っていれば特に前提知識なしでも読めるため、今でも掲示板などで根強く使われている。とはいえ、特に規格化されているわけでもなく表記に揺れがあり、さらに2バイト文字を使用しているので、日本人以外やコンピュータに読ませるのには具合が悪い。

一方、ある意味で牌譜の標準とも言えるのが、東風荘のログ。実績はあるし、牌譜再現ソフトも作られている。手牌に限らず、局の流れも記述できる。しかしながら、こちらも字牌の表記に漢字を使用しているので、中国麻将の様に世界で扱われるものに適用するのには工夫が必要。

また、以前の麻雀業界日報 (現在は麻雀の未来に移転) でも、WEBの牌表示形式として取り上げられていた。ここで挙げられていた、雀のお宿牌譜の標準化案は “we/ws/ww/wn/dw/dg/dc/m1/m9/p1/p9/s1/s9/dwr” の様にASCIIのみで表記できる方式であったが、実装された形跡がなく現在の動向が不明なのが残念。

コメント

  1. ハンバート より:

    ご教授ありがとうございます。
    結局、「ASCIIのみで表記できる方式」であれば、表記法ははどんなものでも大丈夫なのかな、と今は考えています。
    それよりも問題は、規格をどうやって普及させていくかということ。
    「一一三34455(6)(7)(8)(9)白」式の表記は、私は見にくくてしょうがないんですが、2ちゃんねる等で実地に使われていくうちに、1つのスタンダードな表記法と捉えられるようになりました。
    国際規格表記も、表記のわかりやすさを検討するよりも、海外の麻雀サイトの掲示板などで実際に使ってもらう方が、遥かに普及の役に立ちそうです。
    とはいえ、現実にそういった働きかけをするにはちょっと腰が引けてしまい、なかなか動く気になれません。誰か偉い人が動いてくれればいいのになぁ、という気分になってしまいます(笑)

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