一冊まるごと自動改札についての本。あまり類書がないので嬉しい。
著者はJR東日本の中の人のため、どちらかと言えば鉄道屋からの視点。なので、IT屋からみると少し不満な点も。情報のフォーマットなどの一番面白そうなところが “詳細については、セキュリティ上説明を省略する” として簡単にスルーされているのが残念。仕方ないが。
諸外国の自動改札との比較が実に面白い。日本の特殊事情であるラッシュ時の膨大なトラヒック (45~60人/分を想定して設計しているとのこと) をさばくために、様々な工夫を積み重ねていることがよくわかる。
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