いわゆるフードファディズムの批判本。読んで面白い本かというと微妙だが、非常に真っ当な内容なので、勉強のつもりで読むのがよろしいかと。
ほぼすべての項目に納得できるが、プロテイン批判の項目だけが少し気になった。
“プロテイン” という商品名で市販されている製品数種類の宣伝チラシによれば、推奨されている一日の摂取量は6~9グラムで、タンパク質としてたいした量ではありません。その価格は、33~84円です。ちなみに、大豆製品である豆腐やきな粉で同程度のタンパク質を摂取すると、価格も20~40円くらいで、”プロテイン” より割安です。
という批判を行っているが、まともに競技をしている人で一日に6~9グラムしかプロテインをとらない人はいないだろうし、必要なタンパク質を通常の食品だけから (過剰なカロリーの摂取なしに) とるのは普通の社会生活をしている人間には厳しいだろう。
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