iPhone 4の使い勝手

iPhone 4を使い始めてから1ヶ月少々が経ってようやく使い方がわかってきたので使い勝手関係を中心にメモ。もう既に多くの人が書いていることとカブると思うが気にしない。

まずは良いところ。

とにかく地図が便利すぎる。どこにいても徒歩も含めて目的地への経路が検索できるというのがこれほど便利だとは思わなかった。また、大学内のシャトルの時刻表などもきちんと拾ってくれるあたりは芸が細かい
- これはiPphoneが偉いというよりはGoogleが偉いだけの様な気もする
Gmailなど、imap4系のメールをサクサク読めるのはやはり便利。少し工夫すれば、From: も自由に設定できるので、普段のPCと同じ感覚で使える
何だかんだで実用的なアプリが多い。主要なネットサービスの多くがアプリを提供しているので、本格的な文書作成などを除いて大概の作業がiPhoneだけで完結してしまう

続いて不満なところ。

英語入力がQWERTYキーボードなのは良いとして、日本語入力がちょっと厳しい。テンキーのフリック入力の評判が良い様だが、なかなか慣れない。ならば慣れたローマ字で、と思うがローマ字のカスタマイズが一切出来ないのが致命傷。愛用のAZIKが使えない。
とにかくバッテリーが持たない。常にバッテリーを気にしなければいけないというのはストレスがたまる
- 事実上、サードパーティの拡張バッテリーが必須か (後述)
- 特にSkype等の常駐系アプリを使用したり、Wi-Fiをフル活用するとかなり厳しい。朝に満充電していても、夕方には50%程度まで減っているというのはいかがなものか。
- これでもiPhone 3Gからはだいぶ改善したと言われているが、iPhone 3Gのユーザはどうやって生活していたのだろうか
電話周りのインタフェースが論外
- 通話中も一定時間が経つと画面が消えてしまう。通話中にキーパッドから番号を入力する場合など、ついポンポンと叩いて誤って終話してしまうことも
- 通話中に前面のホームボタンを押しても通話は切れない。通話中に他の機能を使える様にするためにこの仕様になっているのだろうが、日本のガラケーに慣れた身としては “ホーム画面に戻るボタン” == “終話ボタン” というのが染みついているので、通話中のまま放置してしまうことが何度も
- メッセージ (SMS) のSendボタンがキーボードのすぐ側にあり、かつ確認無しで一発送信されてしまう仕様のため、書きかけのメッセージを送信してしまうこと多し。もちろん、一度Sendに触れてしまった後は途中中断する方法がない
ほとんどの場面で直感的に使えるが、Undoまわりで不便を感じることがある
- メールを読んでいる際に、ホームボタンの直近にある削除ボタンを誤って押してしまうことがある。これを簡単にUndoする方法がなく、面倒な手順を踏まないといけない
- メール中のURLを叩くと自動的にブラウザで開いてくれるのは良いが、それを見終わった後にメールに戻るのが少し面倒。これはよく使う動作だけに直感的に少ない手順で戻れるようにして欲しかった
- 前に戻るボタンの位置がアプリによってバラバラ。メールの場合は左上のボタンで親画面に戻るが、ブラウザの場合は左下のボタンで前のページに戻る、など
地域の壁を感じることが多い。iTunesは国別のため、どの国のiTunes Storeで生活するかによって、利用できるアプリなどに制限がかかる
- 日本発行のクレジットカードでは米iTunes Storeのアカウントが作れない。もちろん、米国発行のクレジットカードがあれば問題ないが、他にもいくつか抜け道がある
  - 一つはPayPal払いとする方法。ただし、単純にPayPal払いにするだけでなく、PayPal側に米国内の銀行口座を登録する必要がある
  - もう一つはiTunes Gift Cardを使用する方法。これは米国内のスーパーやドラッグストアなどで普通に売られている。なお、これは日本国内で売られているiTunes Cardとは別物
- 逆に米iTunes Storeからは、日iTunes Storeのアプリもインストールできない。残念
iPhoneそのものの問題ではないが、AT&Tのネットワーク品質が論外。現在の住居は普通の住宅地なのにも関わらず、繋がらない部屋がある。繋がる部屋もロクにスループットが出ない
- 自宅でWi-Fiを吹かせる様になってからはだいぶまともになった
時々、再起動以外にどうしようもない状態となる。今まで必要になったのは以下の2回
- 地図上で現在地が取得できない状態となる
- Appをダウンロードできない状態となる (App Storeには普通に繋がるがダウンロードだけが出来ない)